大学入試

『日本史講義 時代の特徴と展開(駿台文庫)』

1. 概略 2002年に亡くなられた元駿台講師の安藤達朗先生の著書。 これは全5巻の内の第2巻だった本。しかし、他の4冊は全て絶版になったため、現在この本だけが独立して売られている。 歴史学の成果の中で重要な事項を抽象し、日本史の「基本」を身につけるこ…

『入試精選問題集9 漢文(河合出版)』

河合出版から出ている漢文の演習本。 1. 概要 漢文学習において、入試本番までの最良の友となりえるように編纂した。 2. 構成 問題編と解答・解説編の二分冊構成。 問題編は全部で30題収録。易から難へと難易度別に配列されている。1〜10が易しい、11〜20が…

『得点奪取 漢文(河合出版)』

河合出版から出ている記述対策シリーズの一つ。 二次私大に頻出の記述問題に対応するための本。 1. 概要 センター試験に代表される選択式と二次私大に代表される記述式、この本では後者の特に一部分のみを専門に取り扱う。 記述式設問の焦点となる「現代語訳…

『早覚え即答法(学研)』

あの有名な早覚え即答法。 導入から応用までこれ一冊。 1. 概要 基本句形の表現10と漢文特有の漢字91で漢文の点数が飛躍的に上昇する。 基本句形の中で重要なのが、漢字以外の読みである。これをしっかりと身につけることで解答の能力を高めることが出来る。…

『古典文法入門(駿台文庫)』

駿台からずいぶん昔(1985)に出た古典文法本。 いまどきの学参とは趣が少し違う。駿台らしい本。 1. 概要 「活用」の部分を重視。膨大な「活用」の暗記を無味乾燥なものから意義のあるものへと。 文法が解釈や読解に以下に役に立つのかを具体的に説明。 暗記を最…

『和歌の修辞法(学研)』

東進ゼミナール客員講師である荻野文子先生の著書。 古文入試で時折、読解の鍵や出題箇所となる和歌を特集。 1. 概要 和歌は31字と字数に制限が設けられているため、その中で多くの要素を詰め込まなければならなかった。その制限が多数の技法を生み出した。…

『これならわかる倫理(山川出版社)』

山川出版社から出ている倫理の本 同出版社のナビゲーター本と同様に、講義調・図表の使用がなされている。 1. 概要 倫理の効率的な学習を考慮し、傍らに用語集や資料集がなくても学習できるようにした。 センター倫理を攻略するためのポイントを抑え、短期間…

『正しく読める古典文法(駿台文庫)』

駿台文庫から出ている古典文法本。 なんか駿台予備校で指定されているみたいです。 1. 概要 学習指導要領と大学入試問題を調査し、そのどちらにも対応できるように編纂した。 用例や練習問題は駿台古文課の教材から精選。 2. 構成 全10章構成、付録・索引・別…

『船口の現代文〈読〉と〈解〉のストラテジー(代々木ライブラリー)』

代ゼミの船口明先生の本。 数少ない記述問題対策の参考書の一つ。 1. 概要 記述式に対する『苦手意識』を取り除く。 評論文を如何に読み解いていくか。そしてどのように解答するか。 最初に評論文の読み方を説明、そして解答するためのツールを示し、問題の…

『得点奪取古文―記述対策(河合出版)』

河合塾講師陣の書いた記述対策本。 1. 概要 古文の基礎的知識を基盤として、記述式問題の解答のポイントを示し、問題を解いていくことでそれらの習得を図る。 この際に、知識の確認・強化は同時に行う。 記述問題は大きく分けて3つになる。それは「解釈」「説明」…

『古文読解教則本 改訂版―古語と現代語の相違を見つめて(駿台文庫)』

初版が20年以上前の著作 昔、駿台に所属していた故高橋正治師の本 1. 概要 古文を読むにおいて、文脈を辿ることは問題が無い。外国語と違い、古文は日本語として現代文と連続しているからである。よって、極端にいえば、文法は動詞・形容詞・形容動詞の活用、…

『きめる!センター国語 現代文(学研)』

以前河合塾、現在代々木ゼミナール所属の船口明先生の著書。 センター現代文の名著とされています。 1. 概要 センター現代文とはどのようなものであるのか、どのような力が問われているのか。 センターには特有の出題パターンがある。 評論では設問からポイ…

『英文法・語法のトレーニング (1) 戦略編 改訂版(Z会出版)』

あの『速読英単語』の著者である風早寛先生のもう一つの代表作。Z会の定番著書ともいえます。 英文法の本は色々ありますが、知名度などからよくこの本を手にしているのを見かけます。 今回改訂版(といっても結構前)が出ましたので、レビューしてみたいと思い…

『大学入試最難関大への英作文―書き方のストラテジー(桐原書店)』

本格的な英作文の参考書として最も売れた?『大矢英作文講義の実況中継』を書いた大矢復先生の著作。 今回の本は入門編をすでに終えたある程度の実力を有する受験生に向けられたものです。 1. 概要 正しい語彙を正しい語法や文法でつないでいけば、正しい英…

『UPGRADE英文法・語法問題―文法・語法・熟語・語い・会話・発音/アクセント(数研出版)』

データ分析大好きの二人、駿台予備校の霜康司、刀祢雅彦先生の著作物です。 今回は代ゼミから麻生裕美子先生も加わっております。 1. 概要 徹底したデータ分析により、よく出る問題を精選。 文法・意味の頻出度を調査。効率のよい勉強が可能。 受験英語と実…

『古文解釈はじめの一歩(駿台文庫)』

駿台古文課の重鎮、関谷浩先生による本。 『古文解釈の方法』でもおなじみの人ですね。 そんな著者が新世紀に入って新たに示した三部作の第一弾。 1. 概要 古文の実力を養成するための最低限必要な項目を厳選。 古文解釈に必要な着眼点を11の視点から解説…

『FORMULA600(東進ブックス)』

東進の富井健二講師の第3弾。 文法、読解と続いての発売。単語篇。 謎の企画、A PROJECT FOMULAから出来た本の一つ。 1. 概要 必要最小限の重要単語600語を精選。 必要な単語だけを厳選、古今異義語と古文特有語を重要視。 必要な語義の厳選、核となる…

『古文文法問題演習(河合出版)』

河合塾講師陣古文課の本。 良書の多い河合出版の本。今一狙いどころが分からないのが魅力w ネーミングに懲りすぎて失敗しているような気もする。 1. 概要 古文文法問題で満点を取るための問題演習本。 データ解析により、入試に必要な古文文法を絞り込み、…

『富井の古文読解をはじめからていねいに(東進ブックス)』

東進ハイスクール所属富井健二講師の参考書。 文法・単語と合わせて、必要な古文能力を獲得できる。 やっぱり同校の荻野・板野両氏よりもがっちりと正統派っぽい本です。 1. 概略 原則的に古典文法の習得が前提。 読解マニュアルの習得による古文読解力の向…

『富井の古典文法をはじめからていねいに(東進ブックス)』

東進ブックスから発売されている富井健二講師の古典文法本。 別に発売されている読解・単語を合わせて、三部作を構成しています。 この3冊で入試に対応するだけの古文能力を物にできるということです。 同東進では荻野氏よりもがっちりした感じで、板野氏よ…

『望月古典文法講義の実況中継(語学春秋社)』

3日連続で古文。 また古文か。明日も古文かもしれないです。 代ゼミ関西で活躍の望月先生による本。古典文法系では今更ってレベルに有名だと思います。 1.概略 コンセプトは“初心者にも分かりやすく、それでいて大学受験レベルにまで引き上げる文法の本”で…

『頻出古文単語400(Z会出版)』

2日続けてZ会の本を紹介。 今回も著者は仲光雄氏。河合の先生を今もやってるのかは良く知らないです。 古文単語帳は色々ありますが、数がぶれるのでなんか統一基準みたいなのはないんですかね。 見出し語以外含めると400いくよっていうのは結構多い。 …

『速読古文常識(Z会出版)』

久しぶりにやってみる。 もうそろそろ自分の形を見つけたいなあ。 今回の本は『速読古文常識(Z会出版)』仲光雄著 何が速読なんだかよく分からないといわれた本。 取り合えず速読と付けてみました。速読ブランドにしたら売れると思ってた。(by Z会出版部) …

『総合英文読解ゼミ(語学春秋社)』

『総合英文読解ゼミ(語学春秋社)』山口俊治著 その昔お世話になった参考書です。 英文法の実況中継で受験参考書界に大きなムーブメントを巻き起こした山口先生の著作です。 この本なんですが、 英語構文ゼミナール5冊→全解英語構文→総合英文読解ゼミ と名前…

『120構文で攻略する英文和訳のトレーニング』

一周したので報告します。 『120構文で攻略する英文和訳のトレーニング(Z会出版)』高橋阿里 著 1.概略 英文和訳で点を取るための「構文」と「書く能力」を演習によって身につける 重要な構文を120収録、答案例の添削と重要ポイントの提示で確実に能…

『英会話問題のトレーニング』

『英会話問題のトレーニング』(Z会出版) 取り合えず一周しましたので報告します。 Z会らしく、問題を解いていくことによって徐々に英会話の知識を蓄積させるという参考書です。 まず構成は 第1章で英会話の決まり文句を扱います。この章では、入試において必…

『日本史問題集 完全版―大学受験(東進ブックス パーフェクトマスター)』

東進講師である金谷俊一郎先生の最新刊です。 金谷先生は一問一答やセンター対策の本を多く出していることで有名ですが、今回は二次私大まで対応の問題集を出してきました。いつかは出ると思っていましたが、ようやく発売されましたといった感じです。 まだ…