2010-01-01から1年間の記事一覧

『ToLOVEる −とらぶる−ダークネス』第3話――「Each speculation−それぞれの思惑−」

ということで第3話です。 今回の話で、 芽亜「ダークネス計画」――金色の闇に結城リトを殺させることにより、暗殺者としての復帰及び行き場を失った闇の取り込みが目的 モモ「楽園(ハーレム)計画」――リトのハーレムを形成することにより、今までに醸成されて…

『とある科学の超電磁砲』第22話「 レベル6(神ならぬ身にて天上の意志に辿り着くもの)」(書きかけで終わり)

手段は違えど、向かう目的は同じ。だからきっと分かり合える。 1.内容 春上が美琴ら4人に見せたロケットにあった写真、自らが「チャイルドエラー」であるという告白から美琴は、木山のことを思い出した。木山の記憶を覗き込んだとき、写真に写っている少女…

『ToLOVEる −とらぶる−ダークネス』第2話――「Doubt and dish−疑惑と料理−」

第2話、絵柄が迷い猫オーバーランからとらぶるっぽくなってきた気がします。 1. 概要 第1話に引き続き、大きく分けて3者の行動で構成されています A) モモ・ベリア・デビルーク ・リトを中心とするハーレムを形成させるため、リトに迫り、既成事実を作ろうと…

『ストライクウィッチーズ2』第6話終了時点であまり楽しめていない理由

今季の目玉として、大いに期待しまくっていた『ストライクウィッチーズ2』ですが、何故かあまり楽しめていない状態です。 というわけで、理由を考えてみました。1. 各話ごとの印象 まずは、どこらへんから首をひねり始めたか、ということです。なので、6話ま…

『踊る星降るレネシクル』裕時 悠示 (著), たかやKi (イラスト)

1.概要 とにかく粗い。それでいて、今後の広がりが今ひとつ予測しづらい作品。 ただ、この巻に関して言えば、万人に受けやすい話作りをしているので、楽しめる可能性は高い。 とりあえず、長所と短所をザーッと挙げてみることにする。 2.長所 単なる筋力、…

『誰から取り、誰に与えるか 格差と再分配の政治経済学(東洋経済新報社)』井堀利宏(著)

財政関係の著書が多数ある井堀利宏氏の1冊。 数字に現れている本当の格差とは何か、再分配とはどのような形であるべきかについて述べている。 『わが国における再分配政策論では、情緒的な議論が横行しすぎている。(中略)そもそも、どのような格差が問題な…

『ぬらりひょんの孫』第9巻 椎橋寛(著)ですが、脱線アリ

このマンガ、京都編が終わったらどうするんでしょうね。1.今巻の内容 それはともかく今巻は遠野編。 明鏡止水の一段階上の能力である鏡花水月の力を手に入れ、遠野で新しい仲間を得て、んじゃ京都でも行くかという話。 一方その時、京都では、花開院家と羽…

『バイオレンスジャック―完全版』永井 豪 (著)

デビルマンに比べると、知名度のない作品。 だが、長いながらも濃密な展開の連続。永井豪ワールドが全開な作品であり、一読の価値はある。 ただ、完全版だと500頁×18巻ほどあり、相当気合いを入れないと、途中で面倒になるかもしれない。加えて、少年誌→月刊…

『マネジメント 務め、責任、実践』ピーター・ドラッカー(著) 有賀裕子(翻訳) (日経BPクラシックス)

20世紀の初頭に生まれ、20世紀という時代を見つめ続けた著者が最も知的に油の乗った時期である64歳時に書いた大著。 1.概要 主な内容としては、大体4点から考えられる。 個人としてより良く生きること 組織人としてより良く生きること 組織がより良く生きる…

『ToLOVEる −とらぶる−』17巻限定版のDVDアニメ「ナナとモモ」

「理性を完全に喪失したエロ」と「意識の拡散」が合わさった回。それでいて、その前提となる展開にも良いところは無し。 OVA版5本の中では、一番悪い出来だと考えます。 では、内容説明→考察→感想の順になります。 今回もよろしくお願いします 1.内容 (1)…

『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』第4話「梅雨ノ空・玻璃ノ虹」

ソラヲト第4話 1.話の概要 カナタが、ノエルと共に買出しに出かける回。ノエルのキャラ説明と、ノエルとカナタとの関係強化に加え、 日常の街の姿 カナタには話されていない隊の秘密 街と軍の関係確認(過去の戦争とそれに伴う戦争孤児などの社会問題) 過…

『魔法少女リリカルなのはViVid』第1巻 藤真拓哉(漫画) 都築真紀(原作)

『月刊コンプエース』で連載中の「魔法少女リリカルなのはvivid」が単行本になりました。 と宣伝文句口調で始めてみましたが、とにかく第1巻が知らぬ間に発売されていましたので、感想を書いてみます。 てか発売日は1月26日だったのか……。 早売りしすぎだろ…

『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』感想(2回目)

「魔法少女リリカルなのはザ・ムービーファースト1枚」 とはまだ言っていません。 以前買った前売り券を持って、新宿ミラノへ足を運びました。 ですから、2回目の感想になります。 一応、目的ですが 時間の割り振り、詰め方 フェイトとプレシアの最後のシー…

『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』感想(余談)

『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』感想(真面目) - 一歩進んで三歩戻る←こちらがまじめな感想です。 一方ここは、本当に個人的なことで、しょうもないことなんで、是非スルーをお勧めします。 それでも、読むならどうぞ。 4.その他感想 ここからは文…

『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』感想(真面目)

魔法少女リリカルなのはシリーズの新展開として作られた映画版。 昨日の感想はほぼ本能に任せた文章だったが、今回の感想はもう少し整理し考えたものを書いてみたい。 今回の感想における焦点は「相手方の内部関係」である。補足しておくが、今回の「相手方…

『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』ダイジェストと場面場面での感想ゴチャ混ぜ

曖昧模糊とした記憶からひねり出した内容なので、まったく参考になりません。 しかし一方でメチャクチャネタバレ含むので、見てない人は「戻る」ボタンをお願いします。 読んでしまった、謝罪しろと言われても、許してくださいとしか言えません。 読みづらい…

『コンテンツ産業論 混淆と伝播の日本型モデル』出口弘(編) 田中秀幸(編) 小山友介(編)

日本のコンテンツ産業とはどのような構造を持っているのか。 現在の産業構造への観察に加え,歴史的経緯や外国との対比を通して、日本のコンテンツ産業従事者(制作者、消費者など)が形作ってきた「超多様性市場」について論じた本。 以下では、 1.全体像…

『ToLOVEる −とらぶる−』の登場人物呼称表

「ToLOVEる」タグ作りました - 一歩進んで三歩戻る のコメント欄で求められたので、改訂した上で掲載します。 とらぶる呼称表.xls 162.5話まで調べました 主な登場人物と考えられる30名の呼称になります。 載ってない人物では校長とか弄光センパイとかいるけ…

『アスラクライン2』第26話(第13話)「選択の歯車」の復習ノートのおまけ

塔貴也 ニア

『アスラクライン2』第26話(第13話)「選択の歯車」の復習ノート

1. 第26話ダイジェスト 前回の続き。 衝突する鋼と黒鐵のエネルギー。 二つのエネルギーがぶつかり合って引き起こされるのは爆発である。 奏は、爆発とおよびその爆風から皆を守るため、ペルセフォネに皆の壁となるように命じた。 サブタイトル「選択の歯車…

『アスラクライン2』第25話(第12話)「過去と因果と別れの絶望」の復習ノート

1. 第25話ダイジェスト アバンは前回のダイジェスト。 OP サブタイトル「過去と因果と別れの絶望」 中央渦界領域が安定するまで、あと10日あるというニアの言を真っ向からひっくり返すような現状。 智春たちはただただ驚いていた。 そこに律都が現われる。律…

『迷い猫オーバーラン!』第1話 松智洋(原作) 矢吹健太朗(漫画)(SQ2010年2月号収録)

話としてはテンプレート的な第1話。 絵と併せて、満足度はそこそこといったところ。 では以下で、細かな感想を書きます。画像はありません。だってですね、LOVE様とか考察様とかその他サイト様行けば死ぬほど見られるじゃないですか。それ以上見たいなら…

『フタガミ☆ダブル』矢吹健太朗(著)(WJ2010年05・06号収録)

「BLACK CAT」と「ToLOVEる −とらぶる−」をくっつけて割ったらこんな感じ? な『フタガミダブル』 書いている人は黒猫ほとんど読んだ事ないですけどね! 1.話 まず、大まかな話の内容。 (1)概要 平凡な中学生、双神想介は奇妙なことを耳にする。 それは、…

『遊撃手論』久慈照嘉(監修)矢崎良一(著)

守備で有名になった選手は、どの競技であれパッと見の記録では大したことが無い。 野球なら投手や打撃、サッカーならゴール、他にも色々あるだろう。 後世に伝えるときに、表面上の記録で伝えることの出来ない選手たち。 「遊撃手論」で中心となるのは、一般…