『神のみぞ知るセカイ』第2巻 若木民喜(小学館:少年サンデーコミックス)

 いよいよ第2巻発売です。
 今回は一話ずつコメントを。
 
 
第7話 IDOL BOMB!!
 新章に突入。かのん編第1話。ところで私はずっと、かのんの苗字を西原だと思っていました。はて?と思って巻末見たら誤植だったんですね。作者が間違っていたのか……。
 桂馬の母親がTVに背を向けて座っています。元から食事中にTVを見る家じゃないのかもしれないですね。
 桂馬のアイドル談義。的を射すぎ。特に昨今の現状は……、プロフェッショナルがやってるわけじゃないし、仕方ないんだけどね……。現実とゲームの歴史変遷、「どーもー」「どーもー」「どーもー」は笑ったw 現実のアイドルは髪型とか服装とかに多少の違いはあれど、あんまり変わらないんだよなぁ。
 翌日、かのん登場。いきなりスタンガンを振り回す。スタンガンを突き当てられた桂馬。まずはセーブ。さすがのプロ意識w
 エルシィがぴょひーと効果音を立てて飛び上がるところが妙に可愛い。妙なヘタレ字も好感度アップの秘訣。ぴょひーー。
 あと最終ページのも可愛い。片目瞑ってるコマ。
第8話 UP TO BOY
 表紙の桂馬、考える人。
 かのん編第2話。
 CDに書かれたかのんの文字がどう見ても脅迫状です、本当にありがとうございました。
 ライブをしだすかのん。私としては、いきなり目の前で歌いだされたらドン引きします。

 「WATCH OUT!!美味しすぎるイベントを拾って食べたら毒フラグ」

 毒フラグといったら、自分はやっぱりときメモなわけですが。あいつらすぐ爆弾つくからなんだあれ。
 その前、「見極めろ。ここは乗ってはいけない流れだ」のコマがやたら格好いい。
 で、この回、かのんの特殊能力?透明化が発覚します。
第9話 ワタシ平凡?
 ところで、人から忘れられるということ、皆さんはありますか?
 正直、そこで「お前いたの?」とは言って欲しくないものです。思わず肘を顔にぶち当てそうになったりしますから。
 何で軽々しくああいうこと口にするんでしょう。そこらへんは、一生理解できないだろうなぁ。
 兎も角、忘れられるのは怖いものです。
 では、戻って話の続き。

 「「悩み」はボクらのキラカード命かけても手に入れな!!」

 悩みを話し始めたら攻略は既に50%地点にいる。まさしくその通り、ゲームでは……。現実だとどうなのかはしらね。
 1日36回の呼び出しって、どんだけ自身喪失するんだおのれは。というかどれだけいろんなところで仕事してるんだ。予定詰まりすぎだろ条項。
 で、武道館LIVEをするのを報告して、攻略間近?でかのんが失踪したところで次回へ。
第10話 Shining Star
 かのん編最終話。

 「このイベントは他の誰にも渡さない!!ギャルゲーマーの!!名にかけて!!」

 誇らしげに格好つけるなww
 「困った時はひとまず、選択肢総あたりだ!!」
 『ショコラ 〜maid cafe curio〜』思い出した。あのゲームは始めに売られたバージョンだと、どこに誰がいるのかわからなかったんですよね。あと『D.C.ダ・カーポ〜』もそうだったかな。ここは定かじゃない。だって途中で挫折したから。
 かのん発見。自分の存在を確かめるために、桂馬にすがりますが、桂馬は拒否。
 で、結局かのんは桂馬から離れて、プロアイドルの道を歩むことになるのでした。
 昔やったゲームだと『秋色恋華』の妹がこんな感じの話だったか。あの話の場合は今回のとは全く逆で、主人公(兄貴)一人のために歌っちゃった。で、そのまま引退。妹自身に付いていたファンを全員すっ飛ばして兄貴の元で歌っちゃったわけだから、あれはあれで正しいわけですね。結局あのゲームの舞台が秋である理由は、OPとEDだけだったなぁ。
第11話 エリー SO SWEET
第12話 Coupling/With
 桂馬とエルシィの二つの視点で捉えた同じ話。
 やっぱり桂馬は可愛いことを再認識する話でした。
第13話 大きな壁の中と外
 栞編に入ります。
 無口な図書委員、通称文系少女、大抵メンヘラで、今回もご多分に漏れずそんなタイプ。
 でも自分はあまり見たことないです、文系少女。なんか鍵系のゲームで出てきたような記憶はあるんだけど、あれアニメでしか見てないからな。
 物凄い検索力を発揮して次回に続く。
第14話 あたしの中の
 問い
 喋らない奴の声を聞くにはどうしたらいいですか?
 答え

 「これだから素人は…ココロの声なんて…いつでも聞けるじゃないか!!」
 「ちゃんと画面に出るだろ、モノローグで」

 出ませんww
 でも攻略するにはモノローグを聞かなければならないわけで。
 結局、怒らせて声を聞くことに。
 1巻で出てきた戦術ですね。

 「ゲームでの親密度は出会いの数に比例する!!花が咲くまで水をやり続けるんだ!!」

 というもの。
第15話 扉を開けて
 何となく、タイトルが前回と繋がってますね。
 ひたすら好感度を上げ続け、エンディングへと向かうイベントが発生。
第16話 おしまいの日
 すっかり現実女の扱いに慣れた桂馬が攻略する回。
 もはやお手の物と化しているような……。

 「ボクは、現実の世界なんてなんとも思っていない」

 真面目顔でこんなこと言う桂馬はさすが。
 
 
 というわけで、神汁2巻でした。
 どこら辺までこんな調子で行くんだろか。10巻とか続けていくには、ちょっと厳しいように見えるからなぁ。

神のみぞ知るセカイ 2 (少年サンデーコミックス)

神のみぞ知るセカイ 2 (少年サンデーコミックス)