『オトナアニメ』vol.10に掲載された『BLASSREITER - ブラスレイター』虚淵玄インタビューについて

 結局買ってきてしまいました。3000字程度しかないインタビューに1000円……。3文字1円とは中々な金額だぜww
 仕方ないので一応他の記事にも目を通しました。でも、マクロスFとかグレンラガンとか、半分が全く分からない記事なので、かんなぎとかケメコなら分かるんですけど。そっちで残りの金額分を補填したと考えておきましょう。
 では、本題に。
 
 
 原文をそのまま掲載するのが一番早いのですが、さすがの私もそれはできないので、さっとまとめて、諸所にコメントしていく方向で。
 まとめ部分は引用符がついていますけど、引用だったりそうじゃなかったりします。大体のまとめと考えてくれればいいかと。

 最初期の企画段階では、『クリスティーン』+『仮面ライダー龍騎』だった。
 板野監督に短すぎるとボツをくらって、その後、監督自身が考えた構成になった。
 テーマは監督の中にあって、自分の役割はそれを文字におこすことだった。

 ここから考えると、虚淵氏は事実上一脚本家として役割だったのでしょうか。しかし、GONZO側とニトロ側両方が原案ですから、両方を立てる意味もあってシリーズ構成の一人としてクレジットされた。そんなところになるのかもしれません。

 テーマは、逆境の中で生きる、とのこと。

 逆境の中で生きる。確かに前半のジョセフはそれを体現していましたね。しかし後半では周囲の人間にテーマが流れてしまったかと思います。周囲の面子が濃すぎたのが原因?

 ジョセフをとにかく喋らせず、周囲から誤解されるように、と言われた。参考として、木枯らし紋次郎を見せられた。

 喋らせないのは監督自身の意向だった模様。でも最終話だけやたら喋っていた印象があるのは……。多分印象だけ。ところでジョセフって経過時間だけ見ると前半のほうが寝ていると思うんですけど、そこらへんはまた今度書きます。

 ゲルト編は最初1話完結だったけど最終的に6話までに。ゲルトに対して、監督は自身を重ねていた可能性も。

 ゲルト=監督、ゲルトがここまで視る側の印象に残ったのは、監督の思い入れが強すぎたからか。

 前半は仮面ライダーで、後半はウルトラマン。これは当初の予定通り。

 ああ後半はウルトラマンなのね。だから、最後はイシスの力で問題ないわけか。無重力弾でゼットン倒したみたいなもんと考えれば。

 アニメ作りは面白かった。今後も関わっていきたい。
 監督のアニメで育った世代が自分。その影響が『ヴェドゴニア』とかだった。それが今回、監督の元に戻った。

 エロゲー業界も世代交代の時期に差し掛かっているのかもしれませんね。アリスソフトができたのが83年だから、20年ぐらい経っているわけで。

 体制に公認された正義は本当に正義となりうるかは疑問。だから、本当に正義をやろうとする人間は、法の埒外に行って、ダークヒーローと成らざるをえないのかもしれない。

 自分も含めて、ダークヒーローが好きな理由は、体制から外れているからでしょうか。忠臣蔵とかもそんな感じなのかな?
 余談ですけど、もし、なのはの新シリーズがあるなら、ここを重点的に描いて欲しかったり。もちろん主人公は体制側で。まあ、こういうのは売れないのでやらないほうが良さ気。

 自分は親の影響もあって、政治主張はできない。けれど、人の信念、生き様、死に様は書ける。今後もそこを書いていきたい。

 シドウの発言がどうもしっくりこなかったのは、ここが理由なのかも。やっぱり、妙に現実とリンクさせてしまったのが良くなかったか。


 とまあ、以上になります。原文ほとんど無いですねw
 原文にあたりたい方は本屋行って読んできてくださいね。

オトナアニメ Vol.10 (洋泉社MOOK)

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