『アスラクライン2』第16話(第3話)「自由で不自由な選択肢」の復習ノート
1. 第16話ダイジェスト
沖合の離れ小島。
加賀篝たちが姿を現す。目的は島内の遺跡。
入り口を破壊し、遺跡の中へと入っていった。
一方、加賀篝を追うGDの里見もまた、加賀篝の反応を観測し、島へ向かうことにした。
OP
夏休みに入り、智春は杏の紹介を受けて、海岸のペンションでバイトを始めた。
ただ、バイトでは失敗続き。今ひとつ上手くいかない。
バイト先に来ているのは、智春、操緒、奏、樋口、杏。
朱浬やニアは調べ物の案件があり、参加しなかった。
そんな中、無自覚な奏の智春へのアプローチにより、智春は詰問されることになった。
サブタイトル「自由で不自由な選択肢」
樋口は、智春と奏は付き合っていたのかと言った。
その言葉を聞いて、ようやく先程の行動が何を意味していたのか気づく奏。
顔を赤らめ、慌ててその場を立ち去る。
一人残された智春は、恋人関係を否定するも、その話の中で操緒の機嫌を損ねてしまう。
散々悪態をつかれたところに、智春へ朱浬からの電話が来た。
怒った操緒はその間にどこかへ行ってしまう。
朱浬は遺跡を探していた。
副葬処女の解放に関する「何か」があるかもしれない遺跡である。
智春は関心を示すも、ニアが遺跡のある向かいの島に白煙を見つけたため、朱浬の電話は途切れた。
智春は朱浬が何を探しているのかは分からないが、朱浬の行動に関心をもつのだった。
GDの基地では、里見が遺跡のある小島への出発準備を進めていた。
川岸での戦闘で、加賀篝に打ち倒され、恥をかかされた里見。
神聖防衛隊の人間が止めるも聞かず、機巧護衛機βを持ち出し、遺跡へと向かった。
お昼の時間は外でバーベキュー。
しかし、操緒の機嫌は全く直っていない。
智春は、何も言うことなく機嫌を悪くしている操緒を責めるも、逆に飛行機上での加賀篝との戦いであった一連の出来事における智春の隠し事を操緒に責められてしまう。
操緒に直接関わるだけに、智春はやはりはっきり主張出来ない。
そんな智春に対し、操緒は「奏は知っているのか」と問う。
無言の智春。肯定と受け取った操緒は、更に怒り、同時に寂しく思って、その場から消え去ってしまった。
そこに杏が近寄り、智春に話しかける。
杏「それで、智春(とも)はどうしたいの」
智春「どうしたい……?」
杏「高月さんと付き合う気はないのかってこと」
智春「っていうか、僕の場合、誰かと交際する以前の問題じゃないか。普通の恋愛とか、無理だろ」
杏「ふーん。智春はさ、操緒ちゃんに罪悪感を持ってるだけじゃないの」
智春「えっ……」
杏「一緒に乗ってた飛行機が墜ちて、自分だけが生き残ったのを引け目に思ってるんじゃないかってこと」
智春「それは……」
杏「私だったら、そういう理由で智春が幸せになれないんだったら、やだし、怒ると思う」
智春「……」
里見たちが島上空に到着。しかし、機巧護衛機を積んだコンテナを降ろすスペースが無い。
そこで、蒼鉛を呼び出し、島の一部を破壊、強引に場所を作り出した。
こうして、里見と機巧護衛機は島上陸に成功した。
Aパート終了
Bパートへ
夕方になりバイトも終了。
樋口は智春、操緒、奏を連れ出し、島と島が繋がった場所へ向かう。
夕方の引き潮の時間だけ、島と島が結ばれるらしい。
向かう島には、明治時代に作られた砲台が廃墟化し、オカルトスポットとして有名な暮見崎(漢字正しいか不明)要塞観測所がある。
そこはまた、加賀篝や里見が侵入した遺跡でもあった。
早速、樋口は奏と智春をペアで送り出す。
操緒が樋口に真意を問い質したところ、観測所は別名、恋人砲台というらしく、思わず真意を打ち明けあい、カップルが誕生しやすい場所であるらしい。
操緒は、アホらしと思うも、一方では気にせずにはいられない。
ちなみに、杏は早めに休むと言って、参加しなかった。
奏「機巧魔神のこと……、機巧魔神の魔力の源のこと。水無神さんにはまだ……」
智春「出来れば聞かせたくない。せめて、黒鐵から操緒を解放する方法が分かるまで。……でもそのために自分がどうすれば良いのか、分からないんだ……」
奏「心配いらないから、私が守るから、水無神さんの代わりに」
智春「操緒の身代わりなんていらないよ。嵩月が僕のために危険な思いをすることはないんだ。この間みたいに、嵩月が傷つくのも、倒れるのも見たくない」
奏「もう決めたことだから」
智春「えっ……」
奏「私はずっと自分のことが嫌いだったから。悪魔の力も、嵩月の名前も……。でも夏目くんは助けてくれた。夏目くんが……助けてくれた」
智春「嵩月……」
奏「これは私が選んだこと」
そう言って、奏は岩にトンと上がり、智春に手を差し伸べる。
智春は掴み、そのまま岩に上がるも、足を滑らせ、奏を押し倒す形に。
見つめ合う二人。
と、そこにライトが。
智春たちが光の射すを見ると、朱浬とニア、あとコアラがジーッと見ているのだった。
この島が目当てだったと朱浬は言う。智春はそれを聞いて、副葬処女解放の鍵がここにあるのだと考えた。
地下にあった入り口。ニアが難なく開ける。
奥に進んでいく他の人間とは別に、智春は立ち止まっていた。操緒のことを考えたのだった。
しかし、そこに操緒が姿を現し、とっとと中に入っていく。
智春も後を追った。
通路から部屋の空間に出ると、そこには破壊された機巧護衛機があった。
智春たちは、他に侵入者がいることを知る。
突如、部屋が明るくなる。正面を見ると、里見と第一生徒会の人間がずらりと並んでいた。
加賀篝を追って侵入した里見、どうやら加賀篝が破壊して去った後に到着したようである。
機巧護衛機を破壊したのは、魔神相剋者だと言う里見。
魔神相剋者という言葉に、姉のクルスティナも来ていることに気づいたニアは里見に問う。
里見は、ニアに姉の存在を話す代わりに、施設の用途を話すことを要求した。
ニアは、受け入れ話す。
ここは機巧魔神の実験施設であること
副葬処女を解放する装置があること
を伝える。
しかし、里見は約束を反故にする。最初から話す気などさらさら無かったのである。
怒りに震え、駆け出したニアに対し、里見は蒼鉛を呼び出した。
蒼鉛の手は、ニアを掴む。加賀篝を呼ぶための人質としてだ。
智春と朱浬が助けようとするも、持ち出してきた機巧護衛機βを展開させ、その道を塞ぐ。
朱浬の爆撃も、護法装甲と対悪魔用の重火器で武装した機巧護衛機には通用しない。
黒鐵を呼ぶよう操緒が進言するも、智春は躊躇。
代わりに奏が魔力を用いるも、全く効果はなく、逆に力尽きてしまう。
朱浬が、奥の手である擬似機巧魔神武器を用いる。だが、機巧護衛機を何機か破壊するも、蒼鉛の魔力を打ち消す槍に阻まれてしまう。
操緒が再度要求するも、智春は決断出来ない。
返す里見の攻撃で、朱浬は崩れた地面の下に落ちていく。
そして、里見が追撃で智春たちに止めを刺そうとする。
しかし、そこに重力球?のエネルギーが現れ、機巧護衛機を吹き飛ばし、天井を崩落させる。
智春と奏も爆風に飛ばされ、壁にぶつかって倒れこむ。
気を失いかける中で智春が視界に収めたのは、兄、直貴の影であった。
ED
次回「生け贄の名を喚ぶ代償」
2. 第16話までのまとめ
(1)登場人物
- 夏目智春-
第1話
主人公。現在は高校1年生。
中学時代には陸上とバイトに励む普通の生徒だった。
両親の再婚により家を追い出され、洋館に住み着くことになった。
中学時代に飛行機事故で大怪我をし、その時操緒に取り憑かれた。
兄である直貴にコンプレックスがありそうだ。
第2話
アスラ・マキーナの演操者となった。
第3話
機巧魔神の演操者。自らの影からいつでも黒鐵を召喚できる。
科學部に入部した。
第5話
体調が悪いと黒鐵を呼び出せないようだ。
第7話
3年前の飛行機事故の際、飛行機の部位の下敷きになったような描写が見られる。
第13話
機巧魔神を使う代償を理解する。
第14話
洛芦和の遺跡に在った研究所の施設で、一巡目の世界の存在を明確に認識する。
第15話
直貴に会わなければいけないと強く考えるようになる。
第16話
操緒の体を気遣うあまり、機巧魔神を使えない
- 水無神操緒
第1話
同い年の少女。3年前の飛行機事故から智春に取り憑く幽霊。
見える人間が限られているらしい。何らかの要素を持つ人間のみが視認できる?
どのようにして着替えているのかは謎。
第2話
生霊のような存在でありながら、アスラ・マキーナによる物理的攻撃には対処できる模様。
第3話
黒鐵の副葬処女として、「生きている」状態。
第5話
智春とリンクしている可能性がある。
第6話
安定装置を黒鐵が取り込むことにより、周囲誰しもが視認出来る様に。
洛高に編入した。
第7話
3年前の飛行機事故の際、中学校の制服を着ている。外に更に上着を羽織っている。
第14話
一巡目の世界の記憶を一部引きずっている。
第16話
智春が隠し事していることを、奏と扱いが異なると考え、寂しく思っている。
- 嵩月奏
第1話
クラスメイト。
巫女っぽい服を着ているときがある。
炎の能力を使えるらしい。
第2話
悪魔である。悪魔や演操者、機巧魔神に対する知識を持っている。
嵩月組社長の一人娘である。そのため、あまり友人はいないようだ。
智春を護るために戦う存在。
第3話
科學部に入部。
第5話
保険委員である。
第7話
智春との関係に関わる話になると妄想モードに入るときがある。
第12話
黒鐵を使った戦いから智春を遠ざけようとしている。
非在化が始まっている。
智春と同じく、一巡目の世界の映像を見る。
第16話
ほぼ明確に智春のことを好いている。
- 黒崎朱浬
第1話
高校2年生。科學部部長代理
直貴の知り合い。イクストラクタとそれに纏わるトラブルを運んできた。
何か知っているようだ。
体から銃器やら刃物やらをバンバン出してくる危険な人。
第2話
ロイヤル・ダーク・ソサエティとの繋がりが深い。
第3話
第三生徒会(ロイヤル・ダーク・ソサエティ)との関わりが深い。
第4話
第二生徒会の六夏とは仲が悪い。
第5話
双子の妹に紫浬がいる。
瑶と知り合い。
3年前の飛行機事故と関係している。
第6話
昔は結構乙女チックな学生だったようだ。
第7話
3年前の飛行機事故に妹紫浬と共に巻き込まれた
最初自分のことを紫浬だと認識していた。恐らく今でも変わっていないようだ。
ただ、対外的には朱浬として振舞っている。
自身を朱浬と認識する瑶に対して、反発している。
- アニア・フォルチュナ・ソメシェル・ミク・クラウゼンブルヒ
第8話
愛称はニアという。
災厄の王であるフォルチュナ辺境伯の末娘であり、運食らいであるクラウゼンブルヒの家系に生まれた。
いわゆる天才であるが、運動能力は低い。
ラック・イーターと呼ばれる能力を持つ。相手の運気を吸い取り、または分け与えることによって幸不幸を調整することができる。
日本にやってきた目的は2つ。
1つが、安定装置をつけた黒鐵とその副葬処女である操緒についての調査
もう1つが、行方不明になった姉の捜索。
第10話
科學部(鳴桜邸など)を自分の居場所と認識した模様。
- 佐伯玲士郎
第1話
変な白い服を着た集団の長。
実力行使を厭わないタイプらしい。
第2話
イクストラクタを回収しようとするが失敗。智春を演操者にさせてしまう。
玲子の兄。
第一生徒会会長にして神聖防衛隊隊長。
「演操者と悪魔の交わりによる禍」を防ぐため、智春か奏のどちらかを排除しようとする。
第3話
翡翠の演操者、哀音を副葬処女とする。
「禍」を二度と引き起こさないことが行動原理。そのためには智春と奏を抹殺することも厭わない。
第8話
GDの指揮下で活動に参加することがある。
第13話
哀音と引換に、生徒たちの生命を守る。
翡翠と哀音を失い、元演操者となった。
第14話
GDへ翡翠の祭壇であるイクストラクタを返却した。
- 志津間哀音
第3話
翡翠の副葬処女。
感情に乏しい
第11話
昔は、大雑把で悪戯好きで負けず嫌いな少女だったらしい。
第13話
限度を超える魔力を用い、魂を失って、死去。
- 佐伯玲子
第1話
クラスメイト。中学でのミスコン優勝者。
美人で、気が強い。
第2話
玲士郎の妹。
「怪物」の誕生を防ぐため、智春と奏の交わりを絶とうとする。
第3話
なるべく穏便に禍を除こうと考える。
哀音に対して負い目を持っている。
第4話
哀音を視認することが出来ない。
- 樋口琢磨
第1話
クラスメイト。
女たらし。そのため女性関係の情報には詳しい。
第4話
科學部に入部していた。
- 大原杏
第1話
クラスメイト
中学時代は陸上をやっていた。高校でも続けるらしい。
大原酒店の娘。智春と一緒に仕事をしている。
第2話
陸上部に入ったようだ。
- 夏目直貴
第1話
智春の兄。
学生でありながら世界を飛び回る。
いくつもの特許を持ち、大企業とのつながりも深い。
鳴桜邸の家賃を支払ってくれているぐらい金も持っている。
陰で暗躍しまくっている。
顔は出てこない。
第2話
ロイヤル・ダーク・ソサエティから奨学金を貰っていた。
嵩月組にも名声は届いている模様。
第3話
鳴桜邸を科學部のたまり場としていた。
第7話
飛行機事故の現場に女と共に姿を見せた?
紫浬に対して、代理人の女を通して取引を持ちかけた。何の取引かの詳細は不明
第8話
ドイツでニアと会っていた。
ニアに鳴桜邸で居住する権利を与えた
第12話
加賀篝と知り合いであることが判明。
第13話
加賀篝曰く「智春がいたため失敗した」
第14話
智春たちがつくまで、洛芦和の遺跡へ唯一たどり着き帰ってきた人物。
第15話
ロイヤル・ダーク・ソサエティでも連絡を取ることが出来なかった。
第16話
暮見崎の遺跡に姿を見せた?
- 潮泉老人(大家)
第2話
屋敷の奥深くに引きこもっている変人。
螺旋大好き。
第7話
朱浬の修理を行なっていた。
- 潮泉律都
第2話
奏の知り合い。
自動車免許を持っている。
第6話
武器や薬を作ることが出来る。
そういや、回想シーンに出てくる女性に似ている。
第7話
朱浬の修理を行なっていた。
第13話
螺旋階段を降り、謎の場所にいる。(ただこれは二巡目の律都でない可能性高い)
- 橘高冬琉
第2話
朱浬と知り合い。
第3話
過去にGD(学生連盟)のヘリに乗り、玲士郎のいる船へと向かったようだ
第三生徒会会長。悪魔を保護する権限を持っている。
第12話
性格は真面目。
剣術使い。
操緒を見ることができない。
第13話
元演操者であるため、能力無効化能力を持つ。
元演操者ということは、元々は演操者であったのだろう。
第15話
塔貴也のことになるとキャラが変わる。
外に見せる強さは作られた物で、内側はそれほど強くないようだ。
昔、黒鐵の演操者だった。
- 荽塔貴也
第14話
擬似感覚入出力デバイスであるコアラのぬいぐるみで、智春たちを洛芦和の遺跡へと案内した。
夏目直貴について、よく知っていそうな人物。
第15話
科學部部長。
・五感をぬいぐるみと共有させることのできる擬似感覚入出力デバイスの作成。
・真日和のヴィジェット
・朱浬の武装
・副葬処女システムへの知識(擬似感覚入出力デバイスの話を聞いたニア曰く)
のように、かなりの知識、知恵を持ち合わせた人間。
秋希が存命中はGDの最高司令官をしていた。
第16話
朱浬たちとともに、遺跡の調査、探索を行っている
- 橘高秋希
第15話
黒鐵の前の副葬処女。
過去の戦闘で消滅した。
生前は塔貴也と仲が良かった。
- 鳳島氷羽子
第15話
朱浬や直貴に対する知識がある。
氷のフェニックスを駆る。
- 倉澤六夏
第4話
第二生徒会会長。
第二生徒会の人間らしく、経済観念が発達している。
太ももに二挺拳銃を装備。美人だが人相が悪い。
普段は三つ編みと眼鏡で凶悪さをなるべく隠そうと試みているがあまり効果は無いようだ。
- 姫笹
第4話
「翠晶」の副葬処女。
- 真日和秀
第4話
使い魔を捨てた男。
しかし、周囲からの攻撃や説得に押され、使い魔を受け入れた。
第5話
第二生徒会に所属していた。
恩義よりもお金を優先するタイプ。第二生徒会の人間らしい性格である。
- ヴィヴィアン
第5話
真日和の使い魔。
- 雪原瑶
第5話
機巧魔神「白銀」を使う演操者。
男に見えるが女である。
朱浬と対立している。
第7話
父親に白銀のイクストラクタを託される。
3年前の飛行機事故に遭遇。その際、黒崎紫浬を副葬処女として捧げ、白銀と契約を行なう。
その後第一生徒会に所属、さらにGDへと移る。
第8話
移籍などの知識は豊富。
里見との仲はあまり良くないようだ。
第15話
冬琉に剣術?を習っている。稽古をつけてもらっているらしい。
- 里見恭武
第6話
GDの一員。
第8話
「蒼鉛」を操る演操者。
選民意識のようなものが見られる。
第16話
将来的に、学生連盟のトップの座を狙っている。
プライドが高く、以前敗れた加賀篝を恨んでいる。
目的のためなら、殺めることも厭わない性格。
- 千代原はる奈
第6話
GDの一員。京都弁を使う。
第10話
機巧魔神「亜鉛華」を操る。
- 黒崎紫浬
第7話
朱浬の妹。
役者としての才能があったらしい。
3年前の飛行機事故の際、瑶によって白銀の副葬処女に捧げられる。
が、紫浬自身は直貴らとの取引により生きているような描写も見られる。
ただ、詳しくはよく分からない。
- 加賀篝隆也
第9話
演操者であり、クリスティナと契約することで魔神相剋者となった男。
機巧魔神「薔薇輝」と使い魔イングリットを操り、悪魔のエネルギーを収集している。
第10話
分離機を用いて、琴里を薔薇輝から分離しようとした。
第12話
点火装置を狙っている。
夏目直貴と知り合いである。
第16話
暮見崎の遺跡に侵入。副葬処女の解放装置を狙っている。
- クルスティナ・フォルチュナ・ソメシェル・ミク・クラウゼンブルヒ
第9話
アニアの姉。加賀篝の契約悪魔。
2年前に交換留学生としてやってきたが、ある時期に行方不明になった。
学園生活は取り立てて問題なく、平穏に過ごしていたようだ。
第10話
分離機の作成により、魔力を消費しすぎ、非在化が始まっている。
加賀篝には自らの意思で付き添っている。
- 新屋敷琴里
第10話
薔薇輝の副葬処女。
加賀篝を止めるような行動を智春らに見せるため、どうやら加賀篝の行動を望んではいないようだ。
- 志津間霧絵
第11話
哀音の母親。玲士郎、玲子の伯母。
(2)第16話までの用語集
- 病院から出て行った謎の男
謎。
ただ、第7話での描写を見るに夏目直貴である可能性。
- 鳴桜邸
幽霊が出そう。
あとセキュリティに問題がありそうだ。
ぶっ壊されまくっている。
科學部のたまり場。直貴が決めた。
- 第1話回想シーンでの会話
詳しくは不明。とりあえず重要そうだ。
「それが君の選択なの」「辛い思いをすることになるわよ、智春」
操緒らしき少女を見て、智春は答える。
「それで、あいつが救えるのなら」
- 3年前の飛行機事故
事故に巻き込まれたのは、智春、操緒、朱浬、紫浬、瑶。
現場に直貴が姿を見せた可能性がある。
- 機巧魔神(アスラ・マキーナ)
何か凄い力を持つロボット。機体によって能力が異なる。
射影体がいる人間が呼び出せるようだ。
現状出てきたのは8種類。
1つ目 奏の家の倉庫にあった、白(銀)っぽい
2つ目 玲士郎が呼び出した、翡翠(ひすい)、氷を生み出す、対象を凍らせる能力を持つ
3つ目 智春が呼び出した、黒鐵(くろがね)。能力は重力制御。特異点効果によるブラックホール生成などもできる。
4つ目 六夏が操る、翠晶(すいしょう)。
5つ目 瑶が操る、白銀(しろがね)、武器は剣、空間を切り裂く能力を持つ。
6つ目 里見が操る、蒼鉛(びすます)、武器は槍、回転する。
7つ目 加賀篝が操る、薔薇輝(ろーどないと)、武器は鎖と時間停止
8つ目 はる奈が操る、亜鉛華(あえんか)、武器は爆発する糸
- 演操者(ハンドラー)
機巧魔神を使える人間。
- 元演操者(エクス・ハンドラー)
副葬処女を一度失い、演操者でなくなった存在。
玲士郎と冬琉が現在確認されている。
能力無効化能力を持つ反面、射影体(安定装置有りでも)を見ることができない。
- イクストラクタ
機巧魔神など様々なものが入れられるトランク。
二階から投げても壊れない丈夫さ。
機巧魔神が入っていた場合、女性を副葬処女として捧げることにより、機巧魔神との契約がなされる。
- 射影体
操緒のような幽霊を指す。
機巧魔神に捧げられた人柱の霊。人柱は生きているらしいので生霊。
機巧魔神の中で副葬処女として生存している。
射影体の能力は演操者の体調にも左右されるようだ。
本体の副葬処女が消滅すると同時に消滅する。
- 副葬処女(ベリアル・ドール)
機巧魔神に捧げられた少女。
機巧魔神の胸の中にあるカプセルの中で膝を抱え、目を閉じた状態で存在する。
魂の質量を削って、演操者の願いを叶える存在。
代償として感情を擦り減らす。そして全ての感情を無くすと、消滅、つまり死亡する。
- 悪魔
奏のような能力者の事を指す。
演操者と契約することによって、魔神相剋者が生まれる。
魔力を使いすぎることによって、非在化が進行し、最終的に死に至る。
- 使い魔(ドウター)
契約者と悪魔の間に生まれる子。
契約者に対する悪魔の想いの結晶。
成体になると落ち着く。
- 殺人人形(ウィジェット)
武器を持ったり、武器を生み出したりして攻撃することが出来る人形
- 機巧護衛機(カスタス・マキーナ)
一巡目の世界の遺産にまつわる遺跡の守護者。
多足類な形状をしている。
- 分離機(スプリッタ)
機巧魔神の制御システムを欺瞞し、副葬処女を分離する高次元のカラクリ。
起動するためにも起動後の処理にも多大な魔力を必要とする。町中の悪魔を喰らい尽くすほどである。
ただ、それでも成功確率が低いため、確率制御能力をもつランク・イーターであるクルスティナやアニアを必要とする。
- 広域指定悪魔結社嵩月組
暴力団じゃなくて悪魔結社。
暴力行為も厭わない人たちである。
若頭は炎使いと、炎を扱う人たちが多いようだ。
奏は組の活動を嫌っている模様。
- 科學部
直貴が智春のために作った部。
理科教室棟の化学準備室が部室。
現在の部長代理は朱浬。
智春、奏、操緒、樋口が現在確認されている部員である。
第三生徒会(ロイヤル・ダーク・ソサエティ)の傘下にある。
- 第一生徒会(神聖防衛隊)
会長は玲士郎。悪魔を排除し、世界の均衡を保つために存在する。
隊員は銃で武装しており、実力を行使することも多い。
- 第二生徒会(巡礼者商連合)
会長は六夏。
カルヴァニズムを信奉しており、経済意識が強い。
金稼ぎこそ神の思し召しと考える集団。
真日和もここに所属
- 第三生徒会(ロイヤル・ダーク・ソサエティ)
会長は冬琉。
直貴とのつながりも相当深いと思われる。
- 武装生徒指導員(GD・ガーディアン・ドラグーン)・学生連盟
校内で演操者が問題を起こした場合、すぐに駆けつけ、解決することなどが仕事。
第三生徒会と繋がりがあるようだが、詳しくは不明。
瑶、はる奈、里見の所属が確認されている。
生徒会間の戦いのこと。
- 安定装置(スタビライザ)
機巧魔神のプラグイン。
射影体を特定の能力者以外の人間にも見えるようにする。
- 点火装置(イグナイター)
現行の機巧魔神どれとも適合しない謎のプラグイン。
だが、夏目直貴や加賀篝はその用途について知っているようだ。
加賀篝曰く、プラグインではなく、歪んだこの世界を正すための鍵とのこと。
現在、GDが捜索中。
- 一巡目の世界
二巡目の世界を始めた人間たちがいる世界。
機巧魔神や悪魔などの存在原因もこの世界にあると言う。
ブラックホール実験の失敗により、世界全体が非在化し始め、危機に瀕している。
- 一巡目の世界の遺産
二巡目の世界へ伝えられた物。
機巧魔神やそれにまつわるものが保管されていることが多い。
- 洛芦和の遺跡
一巡目の世界の遺跡の中でも最重要文化財の一つ。
研究所が存在し、智春の記憶を呼び起こす原因となった
- 二巡目の世界
智春たちがいる世界。
加賀篝曰く、(第13話時点で)あと631日後に滅亡する世界。
- 魔神相剋者(アスラクライン)
演操者と悪魔の契約によって成立する。
本来は拮抗するはずの二つの能力を得た『存在するはずのない禁忌の存在』である。
通常は消費されるだけの魔力を、アスラクラインは使い魔と機巧魔神の間で循環させることで、限りなく増大させることができる。
結果、他を圧倒する強大な力を持つことが出来る。
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