『アスラクライン』第13話「呪われた罪人の烙印」の復習ノート
1. 第13話ダイジェスト
アバンは前回Bパートのダイジェスト。
OPはなし。
サブタイトル「呪われた罪人の烙印」
第二生徒会から六夏。第三生徒会から冬琉を呼んだ。
冬琉は点火装置を持参し、ニアに出来る限り解析を行うよう頼む。
点火装置を重要視する冬琉と旅行保険の引受け人である六夏の利害対立が勃発し、一瞬即発の状況になるも、智春の一言と再び掛かってきた電話により中断された。
電話は玲子からであった。会長である玲士郎が加賀篝の支配下にあり連絡がつかないため、トップ不在に加え、情報の遮断といった状態に陥り、動揺していた。
智春は、玲子をなだめ、電話を切る。
全員が助かる方法を考えなければいけないと、決意を強く固めた。
対立に収拾をつけるため、お茶を入れ、少し時間をおくことにした智春。
そこに、電話のベルが鳴る。
出ると、今度は加賀篝からであった。
要件は、点火装置の取得の確認と引渡し場所の明示。港の三番埠頭に点火装置を持ってくるように指示される。
加えて、注意として冬琉と六夏には知られないようにしろと言う。
智春、操緒、ニアは同意する。智春と操緒は、冬琉や六夏に見つからないよう、そっと家を後にした。
ニアは、データの解析を引き続き行うことにした。
飛行機の機内は時間停止能力により、いまだに時間が止められている。
鳴桜邸では、智春と操緒に点火装置を持たせて勝手に行かせたことに激怒する六夏がいた。
関せずとばかりに冬琉は、真日和にヴィヴィアンを呼ぶよう要求したのだった。
埠頭に到着した智春と操緒。
そこに奏も姿を見せた。鳴桜邸で智春たちの会話を耳にし、そのまま尾けて来ていたのだ。
二人は、朝の気まずさを解消した。
加賀篝からの電話に従い、使い魔によって取引場所である飛行機へと連れていかれることとなった。
雲を抜け、山を越え、ようやく飛行機へとたどり着いた。
機上に降り、早速、本題へと入ろうとする智春。
だが、後方からイングリットによって、強引に点火装置が奪われてしまう。
それでも、あくまで平静を装い、智春は話を続けようとする。
その時智春が口にしたプラグインという言葉に加賀篝は反応する。
以下、そこでの会話抜粋。
智春「さあ、皆を解放してください。そのプラグインと交換の約束です」
加賀篝「フッ、これはプラグインじゃない。歪んだこの世界を正すための鍵さ」
智春「えっ……」
加賀篝「君も悪魔や機巧魔神の存在に違和感を覚えたクチだろう」
操緒「……なんかマズいもの渡しちゃったような気が」
智春「早く皆を解放しろ!!」
加賀篝「熱くなるなよ少年。ここは所詮二巡目の世界なんだ」
智春「何を言っているんだ」
加賀篝「俺たちは、誰かが勝手に始めたゲームに付き合わされているんだよ。人を馬鹿にした話だろ。だからこの鍵で苦痛に満ちたこの世界を終わらせる」
智春・操緒・奏「……」
加賀篝「心配するな、俺は夏目直貴とは違う」
智春「兄貴!? どういう意味だ」
加賀篝「直貴はいい奴だよ。ただ失敗しただけだ。……君がいたせいでね」
抜粋終わり。
加賀篝は智春の排除を狙い、智春自身に攻撃を仕掛ける。奏もその攻撃に巻き込まれた。
しかし、その攻撃は、奏の魔力最大出力によって阻まれる。
ただ、代償として、奏は倒れ込んでしまった。
今ではなく、将来の脅威となりうる智春の可能性を絶つため、加賀篝は再度攻撃を加える。
だが、またもやその攻撃は阻まれる。真日和の使い魔、ヴィヴィアンによってだ。
加賀篝はヴィヴィアンによりプラグインを奪いかえされてしまう。
加えて、冬琉と六夏も招いてしまう結果となった。
全ては冬琉が点火装置につけた発信機が原因であった。
冬琉と六夏が加賀篝へと反撃を行う。
加賀篝は薔薇輝の持つ時間停止能力を用いて防ごうとし、一度は彼女らを捕らえるものの、冬琉の刀によって切断されてしまう。
それは、冬琉がエクス・ハンドラー(元演操者)であり、能力無効化能力を保持しているためであった。
そして、六夏は鎖に狙いを定めた。鎖によって時間停止が行われ、人質となることを許しているのであるから、鎖を排除しさえすれば、加賀篝の持つ優位は失われるというわけである。
追い込まれているはずの加賀篝。しかし、まだ余裕があるのか、魔神相剋者の力を発動させるのであった。
Aパート終了
Bパートへ
魔神相剋者の力、イングリットとの魔力循環がなされ、イングリットが巨大化する。
イングリットによる物理攻撃が冬琉と六夏に繰り出される。さすがの元演操者といえども、純粋な物理攻撃を無効化することはできない。
冬琉も、助けようとしたヴィヴィアンも、六夏の機巧魔神「翠晶」も攻撃を防ぐことはできず、やられてしまう。
そこに現れたのが朱浬。
爆撃によって、窮地に陥った智春たちを助ける。
加賀篝は戦闘を継続しようとするも、薔薇輝の副葬処女である琴里の消耗が激しく、このままでは消滅の危険があった。
そのため、加賀篝はやむなく撤退を決断する。
だが、その中でさらに一策打つ。片翼の時間停止を先に解除することにより、片側のエンジンや翼の破損をもたらす。
意図的な墜落事故の要因を発生させ、加賀篝はその場を後にする。
こうして、時間停止を解除された飛行機は破損、同時に一部が炎上した状態で夜明け前の空を突き進むこととなった。
六夏により、翠晶の金属融解能力を用いて、機内へと移動する智春たち。
まず、パニック状態に陥った生徒たちを落ち着かせに、六夏や冬琉、玲士郎が動く。
次いで、現状の確認。機長との通信により、残された時間は5分程度。5分で着陸できなければ、墜落することが分かった。
その時、智春はまた一つ決意を固めるのだった。
地上に降り立った加賀篝。そこには魔力の欠乏と非在化の進行によって動けずにいるクルスティナがいた。
琴里の容態を確かめたのち、加賀篝は呟く
「どのみち、あと631日でこの世界は終わる」
と。
降下を続ける飛行機。機内では智春は提案をする。黒鐵の重力制御で飛行機を持ち上げるというのだ。
朱浬から反対を受けるも、智春は聞き入れない。
そこに玲士郎が割り込む。智春の提案を一部受け入れ、新たな提案を行う。
智春に要求したのは、機体のバランス制御。
智春は同意し、黒鐵を呼び出す。その際、一瞬冬琉は複雑な表情をしたが、誰も気づいていなかった。
黒鐵の力により、飛行機の揚力が一定程度回復した。
玲士郎は次いで、機長に連絡をとる。右に舵を取り、谷へと向かって欲しいと述べる。
機長がその訳を聞くと、玲士郎は答えた。
そこに滑走路があると。
その発言を聞いて、朱浬、六夏、冬琉は玲士郎の考えを理解した。
しかし、彼女たちは止めることなく、玲士郎と哀音を送り出した。
その中で、一人、智春は何も告げられずに哀音のさよならの言葉と表情を見聞きするのだった。
暁の空、飛行機は谷へと向かう。
谷の向こうには玲士郎と翡翠の姿。
玲士郎が右手を上げると、翡翠も呼応し、右手を差し出す。
能力を発動させ、長さ2キロにも渡る氷の橋を谷に生み出す。
その後も更に何度も塗り重ねることで、真平らな氷の滑走路が作られた。
完成させた瞬間、翡翠は力を失い、膝から崩れ落ちる。
着陸態勢に入った飛行機。中では智春が懸命にバランスを取っていた。
そして、着陸は無事成功した。
喜ぶ智春と対照的に、操緒にはいつもの元気の欠片もなく、休むと言って姿を消した。
智春は少し変だなと思ったが、取り立てて気にすることなく客席へと向かう。
奏の様子を訊くと、心配ないという返答。すぐに撤収するという冬琉の言葉を伝えに行くため、智春は外へ出て行った。
玲士郎に声を掛ける。だが、玲士郎の反応が今ひとつ良くない。智春は不思議に思う。
その時、玲士郎は智春への返答か、独り言か、どちらとも取れるような言葉でしゃべり始めた。
玲士郎「機巧魔神は彼女たちの魂の質量を削って、演操者の願いを叶える。魂を削られた少女たちは感情を擦り減らし、そして全ての感情を無くしたとき、彼女たちは消滅する……。哀音は逝ったよ……」
玲士郎の提案は、
- 智春が行うのは重力制御の能力を用いた機体のバランス制御。
- 機長に進行方向右手にある谷へと舵を切らせる。
- 谷に2キロを超える滑走路を翡翠の力で生み出す。
- その滑走路に飛行機を着陸させる
というものだった。
この提案だと、ただでさえ魂を削っている哀音へ重すぎる負担をかける。
そのことを朱浬たちは気づいていたのである。だから、複雑な表情をせざるを得なかったのだった。
玲士郎の手に元演操者の刻印が記された。
翡翠と玲士郎のもとへたどり着き、がらんどうになった翡翠の胸部を見る。
智春の中で、奏の言葉、哀音の言葉と表情、疲れ果てた操緒が繋がる。
ようやく智春は理解したのだった。
非在化の進む奏。
鳴桜邸では、ニアが点火装置の情報を分析している。
螺旋階段を降りていく律都。おそらくは一巡目の律都だ。
階段の果てに何があるのか。点火装置とは一体何なのか。
それはまだ分からない。
EDなし
第1期はここにて終わり。
次回「消滅の世界と記憶の残骸」
2. 第13話までのまとめ
(1)登場人物
- 夏目智春-
第1話
主人公。現在は高校1年生。
中学時代には陸上とバイトに励む普通の生徒だった。
両親の再婚により家を追い出され、洋館に住み着くことになった。
中学時代に飛行機事故で大怪我をし、その時操緒に取り憑かれた。
兄である直貴にコンプレックスがありそうだ。
第2話
アスラ・マキーナの演操者となった。
第3話
機巧魔神の演操者。自らの影からいつでも黒鐵を召喚できる。
科學部に入部した。
第5話
体調が悪いと黒鐵を呼び出せないようだ。
第7話
3年前の飛行機事故の際、飛行機の部位の下敷きになったような描写が見られる。
第13話
機巧魔神を使う代償を理解する。
- 水無神操緒
第1話
同い年の少女。3年前の飛行機事故から智春に取り憑く幽霊。
見える人間が限られているらしい。何らかの要素を持つ人間のみが視認できる?
どのようにして着替えているのかは謎。
第2話
生霊のような存在でありながら、アスラ・マキーナによる物理的攻撃には対処できる模様。
第3話
黒鐵の副葬処女として、「生きている」状態。
第5話
智春とリンクしている可能性がある。
第6話
安定装置を黒鐵が取り込むことにより、周囲誰しもが視認出来る様に。
洛高に編入した。
第7話
3年前の飛行機事故の際、中学校の制服を着ている。外に更に上着を羽織っている。
- 嵩月奏
第1話
クラスメイト。
巫女っぽい服を着ているときがある。
炎の能力を使えるらしい。
第2話
悪魔である。悪魔や演操者、機巧魔神に対する知識を持っている。
嵩月組社長の一人娘である。そのため、あまり友人はいないようだ。
智春を護るために戦う存在。
第3話
科學部に入部。
第5話
保険委員である。
第7話
智春との関係に関わる話になると妄想モードに入るときがある。
第12話
黒鐵を使った戦いから智春を遠ざけようとしている。
非在化が始まっている。
- 黒崎朱浬
第1話
高校2年生。科學部部長代理
直貴の知り合い。イクストラクタとそれに纏わるトラブルを運んできた。
何か知っているようだ。
体から銃器やら刃物やらをバンバン出してくる危険な人。
第2話
ロイヤル・ダーク・ソサエティとの繋がりが深い。
第3話
第三生徒会(ロイヤル・ダーク・ソサエティ)との関わりが深い。
第4話
第二生徒会の六夏とは仲が悪い。
第5話
双子の妹に紫浬がいる。
瑶と知り合い。
3年前の飛行機事故と関係している。
第6話
昔は結構乙女チックな学生だったようだ。
第7話
3年前の飛行機事故に妹紫浬と共に巻き込まれた
最初自分のことを紫浬だと認識していた。恐らく今でも変わっていないようだ。
ただ、対外的には朱浬として振舞っている。
自身を朱浬と認識する瑶に対して、反発している。
- アニア・フォルチュナ・ソメシェル・ミク・クラウゼンブルヒ
第8話
愛称はニアという。
災厄の王であるフォルチュナ辺境伯の末娘であり、運食らいであるクラウゼンブルヒの家系に生まれた。
いわゆる天才であるが、運動能力は低い。
ラック・イーターと呼ばれる能力を持つ。相手の運気を吸い取り、または分け与えることによって幸不幸を調整することができる。
日本にやってきた目的は2つ。
1つが、安定装置をつけた黒鐵とその副葬処女である操緒についての調査
もう1つが、行方不明になった姉の捜索。
第10話
科學部(鳴桜邸など)を自分の居場所と認識した模様。
- 佐伯玲士郎
第1話
変な白い服を着た集団の長。
実力行使を厭わないタイプらしい。
第2話
イクストラクタを回収しようとするが失敗。智春を演操者にさせてしまう。
玲子の兄。
第一生徒会会長にして神聖防衛隊隊長。
「演操者と悪魔の交わりによる禍」を防ぐため、智春か奏のどちらかを排除しようとする。
第3話
翡翠の演操者、哀音を副葬処女とする。
「禍」を二度と引き起こさないことが行動原理。そのためには智春と奏を抹殺することも厭わない。
第8話
GDの指揮下で活動に参加することがある。
第13話
哀音と引換に、生徒たちの生命を守る。
翡翠と哀音を失い、元演操者となった。
- 志津間哀音
第3話
翡翠の副葬処女。
感情に乏しい
第11話
昔は、大雑把で悪戯好きで負けず嫌いな少女だったらしい。
第13話
限度を超える魔力を用い、魂を失って、死去。
- 佐伯玲子
第1話
クラスメイト。中学でのミスコン優勝者。
美人で、気が強い。
第2話
玲士郎の妹。
「怪物」の誕生を防ぐため、智春と奏の交わりを絶とうとする。
第3話
なるべく穏便に禍を除こうと考える。
哀音に対して負い目を持っている。
第4話
哀音を視認することが出来ない。
- 樋口琢磨
第1話
クラスメイト。
女たらし。そのため女性関係の情報には詳しい。
第4話
科學部に入部していた。
- 大原杏
第1話
クラスメイト
中学時代は陸上をやっていた。高校でも続けるらしい。
大原酒店の娘。智春と一緒に仕事をしている。
第2話
陸上部に入ったようだ。
- 夏目直貴
第1話
智春の兄。
学生でありながら世界を飛び回る。
いくつもの特許を持ち、大企業とのつながりも深い。
鳴桜邸の家賃を支払ってくれているぐらい金も持っている。
陰で暗躍しまくっている。
顔は出てこない。
第2話
ロイヤル・ダーク・ソサエティから奨学金を貰っていた。
嵩月組にも名声は届いている模様。
第3話
鳴桜邸を科學部のたまり場としていた。
第7話
飛行機事故の現場に女と共に姿を見せた?
紫浬に対して、代理人の女を通して取引を持ちかけた。何の取引かの詳細は不明
第8話
ドイツでニアと会っていた。
ニアに鳴桜邸で居住する権利を与えた
第12話
加賀篝と知り合いであることが判明。
第13話
加賀篝曰く「智春がいたため失敗した」
- 潮泉老人(大家)
第2話
屋敷の奥深くに引きこもっている変人。
螺旋大好き。
第7話
朱浬の修理を行なっていた。
- 潮泉律都
第2話
奏の知り合い。
自動車免許を持っている。
第6話
武器や薬を作ることが出来る。
そういや、回想シーンに出てくる女性に似ている。
第7話
朱浬の修理を行なっていた。
第13話
螺旋階段を降り、謎の場所にいる。(ただこれは二巡目の律都でない可能性高い)
- 橘高冬琉
第2話
朱浬と知り合い。
第3話
過去にGD(学生連盟)のヘリに乗り、玲士郎のいる船へと向かったようだ
第三生徒会会長。悪魔を保護する権限を持っている。
第12話
性格は真面目。
剣術使い。
操緒を見ることができない。
第13話
元演操者であるため、能力無効化能力を持つ。
元演操者ということは、元々は演操者であったのだろう。
智春が黒鐵を呼び出したとき、一瞬表情が曇ったことから、黒鐵の保持者だった可能性も。
- 倉澤六夏
第4話
第二生徒会会長。
第二生徒会の人間らしく、経済観念が発達している。
太ももに二挺拳銃を装備。美人だが人相が悪い。
普段は三つ編みと眼鏡で凶悪さをなるべく隠そうと試みているがあまり効果は無いようだ。
- 姫笹
第4話
「翠晶」の副葬処女。
- 真日和秀
第4話
使い魔を捨てた男。
しかし、周囲からの攻撃や説得に押され、使い魔を受け入れた。
第5話
第二生徒会に所属していた。
恩義よりもお金を優先するタイプ。第二生徒会の人間らしい性格である。
- ヴィヴィアン
第5話
真日和の使い魔。
- 雪原瑶
第5話
機巧魔神「白銀」を使う演操者。
男に見えるが女である。
朱浬と対立している。
第7話
父親に白銀のイクストラクタを託される。
3年前の飛行機事故に遭遇。その際、黒崎紫浬を副葬処女として捧げ、白銀と契約を行なう。
その後第一生徒会に所属、さらにGDへと移る。
第8話
移籍などの知識は豊富。
里見との仲はあまり良くないようだ。
- 里見恭武
第6話
GDの一員。
第8話
「蒼鉛」を操る演操者。
選民意識のようなものが見られる。
- 千代原はる奈
第6話
GDの一員。京都弁を使う。
第10話
機巧魔神「亜鉛華」を操る。
- 黒崎紫浬
第7話
朱浬の妹。
役者としての才能があったらしい。
3年前の飛行機事故の際、瑶によって白銀の副葬処女に捧げられる。
が、紫浬自身は直貴らとの取引により生きているような描写も見られる。
ただ、詳しくはよく分からない。
- 加賀篝隆也
第9話
演操者であり、クリスティナと契約することで魔神相剋者となった男。
機巧魔神「薔薇輝」と使い魔イングリットを操り、悪魔のエネルギーを収集している。
第10話
分離機を用いて、琴里を薔薇輝から分離しようとした。
第12話
点火装置を狙っている。
夏目直貴と知り合いである。
- クルスティナ・フォルチュナ・ソメシェル・ミク・クラウゼンブルヒ
第9話
アニアの姉。加賀篝の契約悪魔。
2年前に交換留学生としてやってきたが、ある時期に行方不明になった。
学園生活は取り立てて問題なく、平穏に過ごしていたようだ。
第10話
分離機の作成により、魔力を消費しすぎ、非在化が始まっている。
加賀篝には自らの意思で付き添っている。
- 新屋敷琴里
第10話
薔薇輝の副葬処女。
加賀篝を止めるような行動を智春らに見せるため、どうやら加賀篝の行動を望んではいないようだ。
- 志津間霧絵
第11話
哀音の母親。玲士郎、玲子の伯母。
(2)第13話までの用語集
- 病院から出て行った謎の男
謎。
ただ、第7話での描写を見るに夏目直貴である可能性。
- 鳴桜邸
幽霊が出そう。
あとセキュリティに問題がありそうだ。
ぶっ壊されまくっている。
科學部のたまり場。直貴が決めた。
- 第1話回想シーンでの会話
詳しくは不明。とりあえず重要そうだ。
「それが君の選択なの」「辛い思いをすることになるわよ、智春」
操緒らしき少女を見て、智春は答える。
「それで、あいつが救えるのなら」
- 3年前の飛行機事故
事故に巻き込まれたのは、智春、操緒、朱浬、紫浬、瑶。
現場に直貴が姿を見せた可能性がある。
- 機巧魔神(アスラ・マキーナ)
何か凄い力を持つロボット。機体によって能力が異なる。
射影体がいる人間が呼び出せるようだ。
現状出てきたのは8種類。
1つ目 奏の家の倉庫にあった、白(銀)っぽい
2つ目 玲士郎が呼び出した、翡翠(ひすい)、氷を生み出す、対象を凍らせる能力を持つ
3つ目 智春が呼び出した、黒鐵(くろがね)。能力は重力制御。特異点効果によるブラックホール生成などもできる。
4つ目 六夏が操る、翠晶(すいしょう)。
5つ目 瑶が操る、白銀(しろがね)、武器は剣、空間を切り裂く能力を持つ。
6つ目 里見が操る、蒼鉛(びすます)、武器は槍、回転する。
7つ目 加賀篝が操る、薔薇輝(ろーどないと)、武器は鎖と時間停止
8つ目 はる奈が操る、亜鉛華(あえんか)、武器は爆発する糸
- 演操者(ハンドラー)
機巧魔神を使える人間。
- 元演操者(エクス・ハンドラー)
副葬処女を一度失い、演操者でなくなった存在。
玲士郎と冬琉が現在確認されている。
能力無効化能力を持つ反面、射影体(安定装置有りでも)を見ることができない。
- イクストラクタ
機巧魔神など様々なものが入れられるトランク。
二階から投げても壊れない丈夫さ。
機巧魔神が入っていた場合、女性を副葬処女として捧げることにより、機巧魔神との契約がなされる。
- 射影体
操緒のような幽霊を指す。
機巧魔神に捧げられた人柱の霊。人柱は生きているらしいので生霊。
機巧魔神の中で副葬処女として生存している。
射影体の能力は演操者の体調にも左右されるようだ。
本体の副葬処女が消滅すると同時に消滅する。
- 副葬処女(ベリアル・ドール)
機巧魔神に捧げられた少女。
機巧魔神の胸の中にあるカプセルの中で膝を抱え、目を閉じた状態で存在する。
魂の質量を削って、演操者の願いを叶える存在。
代償として感情を擦り減らす。そして全ての感情を無くすと、消滅、つまり死亡する。
- 悪魔
奏のような能力者の事を指す。
演操者と契約することによって、魔神相剋者が生まれる。
魔力を使いすぎることによって、非在化が進行し、最終的に死に至る。
- 使い魔(ドウター)
契約者と悪魔の間に生まれる子。
契約者に対する悪魔の想いの結晶。
成体になると落ち着く。
- 殺人人形(ウィジェット)
武器を持ったり、武器を生み出したりして攻撃することが出来る人形
- 機巧護衛機(カスタス・マキーナ)
一巡目の世界の遺産にまつわる遺跡の守護者。
多足類な形状をしている。
- 分離機(スプリッタ)
機巧魔神の制御システムを欺瞞し、副葬処女を分離する高次元のカラクリ。
起動するためにも起動後の処理にも多大な魔力を必要とする。町中の悪魔を喰らい尽くすほどである。
ただ、それでも成功確率が低いため、確率制御能力をもつランク・イーターであるクルスティナやアニアを必要とする。
- 広域指定悪魔結社嵩月組
暴力団じゃなくて悪魔結社。
暴力行為も厭わない人たちである。
若頭は炎使いと、炎を扱う人たちが多いようだ。
奏は組の活動を嫌っている模様。
- 科學部
直貴が智春のために作った部。
理科教室棟の化学準備室が部室。
現在の部長代理は朱浬。
智春、奏、操緒、樋口が現在確認されている部員である。
第三生徒会(ロイヤル・ダーク・ソサエティ)の傘下にある。
- 第一生徒会(神聖防衛隊)
会長は玲士郎。悪魔を排除し、世界の均衡を保つために存在する。
隊員は銃で武装しており、実力を行使することも多い。
- 第二生徒会(巡礼者商連合)
会長は六夏。
カルヴァニズムを信奉しており、経済意識が強い。
金稼ぎこそ神の思し召しと考える集団。
真日和もここに所属
- 第三生徒会(ロイヤル・ダーク・ソサエティ)
会長は冬琉。
直貴とのつながりも相当深いと思われる。
- GD(学生連盟)
第三生徒会と繋がりがあるようだが、詳しくは不明。
瑶、はる奈、里見の所属が確認されている。
生徒会間の戦いのこと。
- 安定装置(スタビライザ)
機巧魔神のプラグイン。
射影体を特定の能力者以外の人間にも見えるようにする。
- 点火装置(イグナイター)
現行の機巧魔神どれとも適合しない謎のプラグイン。
だが、夏目直貴や加賀篝はその用途について知っているようだ。
加賀篝曰く、プラグインではなく、歪んだこの世界を正すための鍵とのこと
- 一巡目の世界
二巡目の世界を始めた人間たちがいる世界。
機巧魔神や悪魔などの存在原因もこの世界にあると言う。
- 一巡目の世界の遺産
二巡目の世界へ伝えられた物。
機巧魔神やそれにまつわるものが保管されていることが多い。
- 二巡目の世界
智春たちがいる世界。
加賀篝曰く、(第13話時点で)あと631日後に滅亡する世界。
- 魔神相剋者(アスラクライン)
演操者と悪魔の契約によって成立する。
本来は拮抗するはずの二つの能力を得た『存在するはずのない禁忌の存在』である。
通常は消費されるだけの魔力を、アスラクラインは使い魔と機巧魔神の間で循環させることで、限りなく増大させることができる。
結果、他を圧倒する強大な力を持つことが出来る。