『BLASSREITER - ブラスレイター』第23話 劫火の大地

 ではでは、第23話の感想にいきましょう。
 先週の予想?すみませんほとんど外しました。
 
 
 お話も終わりへと向かっていき、各々の登場人物にも一定の決着が与えられていきます。
 まず、ツヴェルフの方からこなしていきましょう。
 アポカリプスナイツの三人は、機能を麻痺しているドイツ軍に代わって、本土の防衛へと向かうことに。ただし、サーシャはザーギンを倒す切り札、イシスの完成のために残ることとなりました。
 シドウとメイフォンは米軍のB-2?爆撃機を倒すために行動を開始します。軍ネタには詳しくないので分かりません。とりあえずステルス爆撃機らしいです。一機を撃墜するものの、もう一機は旅客機の下に隠れて接近を果たします。発射されたミサイル、更に戦闘機を落とすため、シドウがソードライダーで戦います。ここ見たとき、さすがの自分もちょっとゾイドって思いましたww
 シドウは奮戦するものの、さすがに多勢に無勢というところか、守って戦う者の弱みというところか、機体にも身体にも大きな損傷を受けます。そして、最後は動けなくなり、自爆をすることで全ての弾頭と戦闘機を落とします。
 ここで、「ノーモアナガサキ、ノーモアヒロシマ」とシドウが言いました。言うまでも無くあのことなのでしょうが、個人的にはあまり言う必要は無かったかな?と思います。シドウの過去や今までの話で、こういったことは自然に感じ取れるはずです。そこをあえてシドウ自身が言葉にすることは妙な感覚を覚えてしまいます。といいますか、今回のシドウの台詞が全体的に何か引っかかるものでした。勿論同意は出来ますし、監督自身がやりたかったことなのかもしれませんけども……。海外向けっていうのはこういうことだったのかなあ。
 シドウが死に、攻撃が終わったと思ったのもつかの間、次は衛星軌道上からのミサイルが放たれます。さらに第7世代型ICBMも放たれ、ドイツへと迫ってきます。この二つの戦いへとメイフォンとイシスを完成させたサーシャは突入することになります。
 ツヴェルフ本部内で、ザーギンによりメインコンピュータとの融合を果たしたヴィクターは、未来をも見られるようになり、一人、神となった感覚を味わいます。ヴィクターは結局、最後まで道を誤ったままで終わることになりました。もはや、メイフォンのことすらも忘れ、力に没頭しているのかも知れません。久方ぶりに登場したエレアにも捨てられ、ヴィクターは一人、無限の世界へと残るのですね。
 エレアは自らをガルムへと移し、サーシャからイシスを受け取って、ジョセフの元へと向かいます。結局、エレアは電子生命体だったのか。ブラスレイターの起源としての実体でもあるんだろうと考えていたんだけど。でも、融合体は無機物ならほぼ何でも同化できるんだし、実体を捨てて、電子世界との完全なる融合を果たせば、その中で生きることも可能なのだろうか。んー、最後まで謎の残る存在だったなあ、エレア。
 
 
 では、もう一方のジョセフ、アマンダたちの方の話へ。
 前回覚醒したマレクは、置手紙を残して、ザーギンへと相対しに向かいます。さすがのアマンダも緊張状態の中、二日ぶっ続けで徹夜したのが響いたのか、椅子で寝ていました。
 ザーギンの前にマレクは立ちます。ザーギンを倒そうとしますが、当然敵うわけも無く、敗れることに。ザーギンはマレクの弱さを指摘します。しかし、あの時とはもはや変わっているマレクは、自らの弱さを自覚した上で、ザーギンの弱さを指摘します。ここは個人的にいい場面だと思います。今回の中でも一番好きなところです。
 そんな中、ジョセフが漸く目覚めます。計算するに、ほぼ一日中寝ていたのだろうか……。ジョセフはエレアからイシスを受け取り、マレクを救うため、ザーギンを止めるためにガルム改に乗り、向かいます。最後、アマンダと別れるシーンでジョセフは笑顔になるのですが、エロ目になってしまいました。普段から笑いなれていないとこうなるのでしょうかww エレアにも柔らかな口調で話す辺り、ちょっと明るくなったのか?
 ザーギンのところへと到着したジョセフは、マレクを助け、イシスを服用してザーギンとの最後の戦いへと臨みます。
 
 
 と、こんなところでしょうか。
 それでは、次回へと繋がりそうなところを書いてみます。
 まず、なぜイシスを目の前で服用したかということになります。イシスはアンチナノマシンであり、ブラスレイターとしての機能を崩壊させるということですから、なるべく遅く服用したほうがいいのでしょう。ザーギンを止めるには、現状イシスの力によってザーギン自身を崩壊させるという策が最も容易いことになります。イシスの効果が発動するまでの一時間に、ジョセフはザーギンに対して一太刀でも浴びせれば、ジョセフの勝利になるのですね。
 ジョセフは位階を登り詰めたと描かれていましたが、どこらへんが。という話があります。元々、ジョセフ自身の能力としてはバーサーカー状態でザーギンの次に位置する存在であったのです。ただし、バーサーカー状態の時には、精神面での問題がありました。それは恐怖と怒りが表面化し、獣と化してしまうという問題です。これが解決していればジョセフ自身の能力がかなりのものであるということになりますので、問題はなくなるわけです。まあ、自分としてはもう少しジョセフの精神面を描いて、深めていっても良かったのではないかと思ったりするんですけど。特にマレクとの関係ですね。散々ジョセフの悪夢の中で主役張ってきたんですから、マレクとの関係を描くことによって、表面化した恐怖を消すことができるんじゃないかと。
 デモニアックの軍勢はどうなるんだろうと、これはよく分かりません。
 
 
 では次回予想。
 ジョセフとザーギン相打ち。
 アマンダはガルム改の自動運転によって、マレクと共に国外へ。
 メイフォンとサーシャは死亡。ヴィクターはほったらかし。
 そして、エピローグへ。
 といったところですかね。
 
 
 今回の感想は以上になります。如何だったでしょうか。今回の感想はちょっと静か目に書いてみたのですけど。未だどんな感じで書けばいいのか模索中です。
 

ブラスレイター VOL.2 [DVD]

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 DVD2巻本日発売ですね。勿論買いにいくのですが、眠たい……。 小説2巻の表紙はアマンダと……スノウ?
 ひょっとして何らかの接触でもあるのか?