『To LOVEる -とらぶる-』のアニメがネ申過ぎるww

 この記事はとらぶる好きの方には不快な気分をあたえる恐れがあります。
 特に、アニメに対する感想は酷いものがあるので、見ないことをお勧めします。



 しっつれ〜〜〜〜いww
 毎週雑誌を読んでくれているみんな、単行本派のみんなみんな、『To LOVEる -とらぶる-』のアニメは見ているかな。
 なに?見ていない。それなら今すぐ見よう。PCの前に座ってカチカチッとな。
 きっとそこには目くるめくワンダーランドが広がっているはずww
 見る決心がつかないって?
 それなら私、不肖の身でありますが、ちょっとだけアニメ版『To LOVEる -とらぶる-』の世界をご案内……。


 まずは舞台から、舞台って重要だと思うんだ。舞台が話とかみ合っていないと、どれだけ良い話でも陳腐になっちゃうからね。
 でもアニメ『To LOVEる -とらぶる-』は大丈夫。見る人を驚かせてくれるぐらいの驚きのハイクオリティ。意味が重なってしまう妙な文を書いてしまうぐらいの高水準。きっとみんなを満足させてくれるんじゃないかな。


 次は登場人物。いわゆる萌え系アニメの場合、登場人物をしっかりと把握した作品作りこそ原作ものの力を発揮できる。登場人物が破綻してしまったら、キャラと舞台がかみ合わなくなって、結果的に作品自体が崩壊してしまったりするからね。代表例を挙げればキャベツとかキャベツとかキャベツとかキャベツとか、重要なことだから4回言いました。
 でもアニメ『To LOVEる -とらぶる-』は大丈夫。原作既読組にも、始めてみる方にもきっと満足していただける登場人物が揃っているよ。では順に紹介していこう。
 結城梨斗、今作品の主人公だよ。梨に北斗の斗で「リト」と読むよ。リトの性格を一言で表せば、「破綻」になるかな。どのくらい破綻しているかとすれば、山一證券カネボウとかそこらへんみたいな?詳しくは話せないけど、だってメインヒロインに恋心を抱いているのに、何のフラグも立っていないようなサブキャラのために「宇宙一の男」になるとか安請け合い。でもメインヒロインに一直線。……????よく分からないよね。書いている自分もよく分からない。
 西連寺春菜、本作のメインヒロイン。なんたってEDを一人で独占してしまう独占厨。考えるよりも先に手が出る口が出る。積極的なアプローチにより、どっかのサブキャラから主人公を引き離そうと画策。顔を巨大化させてガミガミ叱る、将来の鬼婆候補。どうみても優遇措置を受けております。
 ララ・サタリン・デビルーク、サブキャラの一人。えっ、正ヒロインはこの子じゃないかって?いやいやご冗談を。私が思うに、サブキャラでかき回し役の一人、要するに校長と同じポジションと考えて差し支えないのでは。DQNな上に噛ませ、引き立て役一直線の女。フラグの一つも立っていないのにリトに振り向いてもらえると思っている。もうだめぽ
 ペケ、ララの従者。以上。
 金色の闇、ヤミ。職業殺し屋。金髪、黒服、ロリ、無口、人気の出そうな要素を多く含んでいるのに、特に目立つ機会が無い可哀想なキャラ。登場回の視聴率が悪かったとか何とか。
 結城美柑、リトの妹。こらまた登場するシーンが少ない可哀想なキャラ。おそらく目立つことが無いまま、最終回まで突っ切ってしまうと予想。
 レン・エルシ・ジュエリア。男、クシャミ一発変身して女になっちゃう。女になるとルンというもう一つの人格が出てくる。レンは、男とは何ぞやということを日々探求している求道者。誰も望んでいないのに一回丸々出番を貰い、視聴者を(苦)笑いの渦に巻き込んでくれました。ルンはリトのことが好きな女の子。来週主役回らしいよ。最初で最後の主役回っぽいから見逃せないね。描き易いのか何なのか知らないけど、やたらとアニメスタッフがかわいく描いている特異なキャラの一人。魅力度からすればアニメとらぶるではベリアルぐらいにはなるのではなかろうか。
 天条院沙姫、勘違いお嬢。別に書くことがなかったり。ああそうだ縦ロール、それに従者が2人ついている。九条凛と藤崎綾、ポニテと眼鏡、肝心なところで主君から逃げていくまったく当てにならない方々。
 古手川唯、性格は緑豆シーシェパード。目的のためならば手段を気にすることは無い。どっかの環境団体みたいなキャラ。具体名を前述していることは気にしない。この前の話では一枚絵がとても可愛らしく描かれておりました。いい加減にいい加減になってきたと思う。
 と言うことで他にもたくさん出てきておりますがこの辺で止めにしておきます。どうでしょうか、なかなか魅力的なキャラが揃っているとは思いませんか。


 まだ見続けてくれている酔狂な方、そろそろアニメ版『To LOVEる -とらぶる-』が見たくなったのではと思います。
 では最後の紹介、話、脚本についていきましょう。
 脚本が駄目だと、つまらない。勿論コンテとか作画崩壊とかつまらなくなる要素は他にも色々あります。でも元となる話がつまらないと、もはやどうしようもない。
 でもアニメ『To LOVEる -とらぶる-』は大丈夫。切れ味鋭い昭和コメディをお茶の間に届けてくれるよ。そんなとらぶるの脚本について少し語っちゃおう。
 基本的にオチは存在しません。呆気に取られたところですべてが終わってしまいます。見終わったところで何となく無力感に囚われてしまい、そのまま寝床へと向かってしまう。まさに深夜アニメとしてすばらしい要素を持っているのではないでしょうか。考えてみてください、グレンラガンみたいな見た後に思わず叫んでしまうようなアニメや、よくある萌えアニメのように下半身に障害をもたらすアニメ、鬱々とした話が続いて眠りを妨げてしまうアニメでは明日の仕事に影響を及ぼすことはうけあいでしょう。でもとらぶるの場合そんなことはありません。視聴終了後「……寝るか……」と思わずぼそっとつぶやいてしまうのです。力なく、覇気無くです。ここが重要なのです。そんな点でもアニメスタッフはすべて計算しているのです。すばらしいと思いませんか。
 すでにアニメ『To LOVEる -とらぶる-』を見ている方にすれば、アニメ『To LOVEる -とらぶる-』にもフラストレーションの溜まる話があるじゃないかって?いいやそこは別視点から考えるのです。怒りこそが明日への活力となるのです。怒りを悶々と蓄えて、人は明日の世界を生きていくのです。怒りを欲求へと転換することによって人は何かを生み出していくのです。




 さて長々と続けてきたこの話。
 終わりに一言述べさせていただきます。
 こんな『To LOVEる -とらぶる-』をおれは望んでいたんじゃないんだ………。
 (この案内はフィクションです。当てにしないでください。文中に間違いがあったとすればそれは書いた張本人が真面目に見ていないからです。というか見返したくないです。今週の話……、春菜があんなことになるなんて思っていませんでした……。俺達は……何もかも……そう何もかもが遅過ぎたんだ……)