肉まんという食べ物の課題

 今日肉まん食べて、それがまあ結構美味しかったわけですよ。
 でも、なんかやっぱ気に入らないなというところがあるのよ。
 肉まんに。


 で、何が気に入らないかって言うと

 この皮と餡の境目。
 一口食べても、餡に届かない。
 餡がこの塊のまま、ツルツルしてて口が滑る。
 で、加えて餡に届いたとしても別にそれが皮と合わさって絶妙なハーモニーってわけでもない。
 餡は餡でそれなりに美味しいんだけど、あくまで餡は餡。皮は皮という別個の味。
 これが気に入らない。


 ぶちまけて言えば、こんなのだったら、結局別個で食べても変わんないじゃないか
 というそういう考えがモワモワと浮かんでくる。
 

 何でこんなことが起きるかというと、
 結局肉がきちんと肉しすぎてるじゃないだろうか。
 もっとやわなもっとショボイ繋ぎで肉しなければならないのではないか。
 皮と餡が混ざるような肉しなければいけないのではないか。
 と考える。


 その点で、至高の味となっている肉まんがある。
 それは山崎製パンのやっすい肉まんだ。
 皮も餡もごまかしにごまかしを重ねているという噂のあるこの山崎肉まん。
 だが、一口食べれば皮と餡の境目がなく、ああ肉まん食ってんだなあという思いに浸ることができる
 この安手のハーモニー。
 この不協和音が山崎肉まんを買わせる原動力になっているのではないか。
 私に。
 

 結論、貧乏舌は一生治らない。