『ToLOVEる −とらぶる−』15巻限定版のDVDアニメ「南の島へようこそ!!」

 んと……、何ですかこれww
 悪いわけじゃない。悪いわけじゃないのですが……。一体何ぞねこれはw
 こんなこと言ってても始まらないので、まず振り返ってみましょう。


 福引大会で大当たりを引いた春菜。リゾートツアーの招待券を手に入れました。
 んで、誘えるのは女性限定10人。女性限定の理由は、今後女性限定でツアーを売り出す天条院家のプライベートアイランドだからとのこと。
 結局春菜たち(里沙、未央)が誘った面子は
 御門先生、闇、唯、ルン、お静でした。
 その後、春菜の姉へと向かったところ、都合よくロサンゼルスに旅行へ
 ということで、あとはララと美柑を誘うことに。
 貸切飛行機での旅。エスコートは沙姫一団。なお、ルンはグラビア撮影のためお休み。
 そんなこんなで到着。
 でこっから謎のPVが4分18秒ほど流れます。
 夕方、ご飯を食べて、いよいよお風呂タイム。といっても春菜とお静がほとんどですが。
 風呂から出ると、マロンが荷物を荒らしていて、そこからマロンによるお騒がせタイム。なぜかパンツ引っ張ったり引っ張ったりして脱げます
 次の日、再びPVが流れ、最後にジャグジーへ。
 日焼け鑑賞会を行い、END


 とまあ、超適当に振り返ってみました。
 次は、個別具体に感想。正直、全体を振り返ってどうこう言う話じゃない。つまり話の内容が無いので、全体を総括して考察する必要がないんですね。
 よって、個別具体に時間軸を追って感想書きます。
 
 
 まず最初のシーン。
 最初の組み合わせが、
・春菜、里沙、未央
・闇、御門先生
・唯、ルン、お静
だったんですが、どういう組み合わせなんだこれwと思いました。
 一番上は妥当として、二番目も良いとしよう。でも三番目は謎。この3人が揃って行動してるってのはまったく想像付きません。他の人物を介してなら分かるんですけどね。


 次、上の5人を誘ったあと、春菜たちは一度春菜の家に帰って、秋穂を誘うのですが。
 これもし予定無かったらどうなってたんでしょうね。
 残り1名……だと?
 ララと美柑の片方だけを連れて行くとかになったんでしょうか。不思議。
・ララを連れて行った場合――リトと美柑、久しぶりに2人だけの生活
・美柑を連れて行った場合――リトとララ、美柑留守中の2人だけの生活
 可能性としては上のほうがありそうです。別途これで話を作ってくれてもうちは構へんよ、と言ってみたりします。
 ここで一つ、式:最近の美柑+ゲリラ豪雨=フラグ成立(たくみなむち化)
 まあ、物語の都合上、そんなことはありえないんですけど。


 お出かけ当日、闇はすでに空港待機。この程度ならさほど問題ないレベルです。何で浮き輪持ってるのかは良く分かりませんが。
 ところで、ぶっ壊れた車はどうなったんでしょうねと野暮な突っ込み。アニメではギャグの一つとして消化させればいいんですが、気になる。
 あと、車以上にどうでもいい話ですが、カートって便利ですけど、本人以外は邪魔だし、音も大きいしであまり良いとこ無いです。大体、形は小さくなったりしないくせに、規格も統一されてないから、車に積むのが面倒で仕方ない。
 そういや、もうすぐコミケですが、一般参加者がコミケにカート持ってくるのは勘弁してほしいところ。


 「ルンちゃんはグラビアの撮影の仕事が入って、来られなくなっちゃったの」
 思わず苦笑いが出てしまったルン排除。今回は別に排除する理由がないよなあ。
 作画労力の問題か? そんなにルン描くのはかったるいのでしょうか。
 それとも、絡ませづらいのが問題なのでしょうか。
 いずれにしても、特段排斥する必要はないだけに、謎です。


 「まるまるアニマルバッグくん」なる道具が登場。解説はペケ。
 と同時にララが水着に着替え中。
 そういやペケどこに行ったんでしょうね。水着データくらい保存していてもよさそうなものですが。男設定なのでしょうか? それとも1人にカウントされているのでしょうか?
 ここらへんも良く分からないんですねぇ。
 それと、リトがようやく目覚めます。何度もマロンマロン言われているけど耳には届いていないのか? 耳に届いているなら気づいてもいいはずですが。
 リトがマロンに影響を及ぼしているのは、もしくは機能を使えるのはかなり限定されているのかなあ。
 喋る、動くは可能みたいです。聞くは難しいのか。
 真剣に考えるだけ野暮なのかもしれないですけど、考えてしまいたくなるのです。


 はい、海にやってきました。
 ここからPVが流れるよ〜(11分22秒〜15分40秒)。
 水着PVです。確かに映像的にはしっかりしています。
 まったく脈絡ないなあとか、なんでそんなボディータッチ多い絵なんだろうとか、疑問は多数。例えば、
 水着をやたら脱ぐのはなぜなんだろう。露出願望でもあるのだろうか
とかです。
 細かいことは関係ないって感じですかね。そういや、おとぼくで女はボディータッチ多いって言ってたなあw
 TVアニメ版でありそうな、乳ゆれバリボーでのガチ試合みたいなのやられても困りますし、問題ないといえばそうですね。
 でも、唯はちょっとはしゃぎすぎだと思いました。キャラ作りからして、自分から攻撃を仕掛けるタイプかと言えば疑問です。
 ちなみに、唯の行動で気になったのは主に以下の3つ
・ララに抱きつかれ、胸が頭に押し付けられて、笑顔でやり返すシーン(Aパート最後)
・体にペイントを塗った里沙未央に対して、笑いながら水鉄砲を打つシーン(B後半)
・笑いながら、プールに飛び込んでいくシーン(B後半)
 他にも違和感を感じたところがありましたが、3つは印象に残りました。
 個人的考えだと、女だけでもあそこまで積極的にふざけないと思うんだよなあ。


 そういや、PVは4曲バックミュージックがありました。3曲を紹介。残りの1曲はこの前までのED曲ですから除外
挿入歌一覧(いずれも歌い手はキャラ名義ですが、声優名に修正してあります)
「恋とビキニと雨予報」
歌:矢作紗友里
作詞:くまのきよみ
作曲・編曲:大久保薫
「ちゃんとしてよセイシュン!」
歌:花澤香菜
作詞:くまのきよみ
作曲・編曲:三浦誠司
「まんなかSensitive」
歌:名塚佳織
作詞:くまのきよみ
作曲・編曲:大久保薫
と以上3曲でした


 PV終わって、食事のシーン。
 夕焼けを見ている闇が可愛いです。これが今回の私的ベストシーン。
 で、夕食を摂ったらいよいよ風呂です。
 ただし、春菜とお静ばっかりですけど。あとララ、美柑、闇がちょっと。
 で、先ほど描いたようなことに繋がるわけですが……。
 ここで2つの謎。
・リトとマロンは一体どういったことになってるのか良く分からない。
・お静→マロン、リト→お静の呼称がおかしい
ということがあります。
 まず前者です。結局リトとマロンの関係はどうなっているのでしょう。簡単に混乱状態に陥るのか? 体の制御権はマロンに一任されているのか?
 とりあえず、全体を見た印象からすると、
・体の制御権は基本マロンに存在する。しかし、リトが強い動機を持ったときにはある程度操縦することが可能。
・精神状態はリトが大きく影響を及ぼし不安定。すぐに興奮、混乱を生じる。
ってとこでしょうか。
 ただ、最後のほうで、リトが傍らにいてガン見しているんですよね。となるとどんな状態でも制御権はマロンにあるんでしょうかねぇ
 続いて後者。これは単純な呼称間違いだと思います。
 リトはお静ちゃんですし、お静はマロンさんですから、まあ勢いで間違えたのでしょう。
 細かいことですからそれほど気にはなりません。
 SSを書く際に話や文章の出来はともかく、呼称間違えないように注意しないとなあ……。
 あ、そういえば、お静ちゃんは出来れば髪解いてほしかったなぁ。昔、水着回で鮮烈な印象が残ってましたので。あれは素晴らしかった。そこらへんは昔の感想を読んでくれると分かっていただけるかと。


 そして、次の日も遊びまくると。
 ここでのリトがまったく動かない辺り、制御権はなさそうですね。
 で最後のジャグジー
 あんなガラス張りの風呂があるのだろうかw と気になってしまいます。ぺたぺた体を押し付けている絵は、斬新で面白かったです。顔を押し付けるのは良くありますけど、体全体はあまり見ませんね。日焼け描写はそこそこ。
 で、やっぱりリトは動かないと。


 そして、猿山が結城家を訪問していました。
 リトの精神と体が分離していて、生命活動はあくまで行われているということは、糞尿垂れ流し状態になっていないかが心配ですw まったくどうでもいいw


 ED。懐かしさ満載、黒歴史満載です。
 リコの出番はここだった様子。
 水玉が動くこのEDは中々飽きさせない点でいい考えだったなあ。水玉無しを見ると単調すぎてどうにもなりません。


 さて、今回もここまで付き合ってくれた方がいましたらありがとうございます。
 で、今巻のDVDですが、総評を申しますと、「買い?」ってとこになるかと。
 「買い」ではあるんですけど、同時に「?」も付いてくる判断が難しい出来ですね。
 微エロ目的ならいい話、ただしリトの関わる絡みじゃないのが減点対象になるかも。
 一方で内容のある話が欲しい方にはあまり進められないです。ただ、この販売形式で内容を問うのは難しいのかなとも。
 特定キャラだとルン好きを除けばある程度の見返りはあると思います。ただ、唯好きの方は結構突っ込みいれてくるんじゃないでしょうか。
 なんか上の文って……、この前の小説版レビューでも書いたようなw
 まさか二連荘でルンと唯がこの扱いとは思いも見ませんでしたねぇ。特にルンは残念でしたねとしか言えません。


 大きな期待を持たなければ、楽しめるのではないかなと思います。
 ということで、To LOVEる好きは買ってもいいのではないでしょうか。
 以上になります。ではまた今度〜。

To LOVEる -とらぶる- (15) (ジャンプコミックス)

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