『ToLOVEる -とらぶる-』第150話「決意するネコ」

 迫り来る恐怖…断崖絶壁、逃げ場ナシ!!
 というアオリなのですが、あんま緊迫感ない感じの3話目。
 雨がやむ〜クロ侵入、いよいよクライマックスまでの話です。
 さて内容はというと
・引き続きヤミの設定掘り下げ
になります。つまりヤミ回が続いているということです。
 それでは始めます。


1. ヤミの設定掘り下げ話
(1)殺し屋クロとは誰ですか
 前回、前作の主人公及びいくらかの点について書きましたが、ここでキャラの説明に入ります。
 ヤミ「犯人の正体がわかりました。私と同じ殺し屋…、通称”クロ”」
 ペケ「ク…クロですと!?」
 ララ「知ってるの?ペケ」
 ペケ「要注意人物のリストで名前を見た事があります。銀河でただ一人精神エネルギーを弾丸に換えて撃つ”黒い装飾銃”を使いこなす殺し屋…」
と太古より伝わる説明台詞の定型文。懐かしい気持ちがするのはいうまでもありません。
 ところで、ヤミの初登場時はどんな説明だったっけとコミックス5巻をひっくり返してみると……、ラコスポが説明してくれていました(35話)。ペケはまったくの無反応。当時はまだ要注意人物のリストを見ていなかったのでしょうか。
 しかし、ヤミ初登場時の38話を見ると、
 ペケ「あれは!珍獣イロガーマ!?」
 ララ「知ってるの?ペケ」
 ペケ「はい…宇宙生物図鑑で見た事があります。もしあれが本物なら…私の天敵!!!」
同じことやっていましたw 都合よく服だけを溶かすってのも当時説明済みだったんですねぇ。
 それはそうと、クロについての説明が続きます。クロとヤミの回想シーン。ある組織においてヤミは兵器でしたと、その組織をクロがぶっ潰したと、その後やみは執拗にクロを狙い続けましたよと、まあそういうことらしいのです。そしてヤミは暗殺業に転向し、現在に至るわけです。
 つまりクロとヤミは敵対する存在だったのですねと。
(2)ヤミの過去と現在
 で、純粋戦闘兵器のヤミが暗殺者になり、地球に来て現在に至ったのです。
 ここで美柑の存在が光るわけですね。リトもそれなりには貢献したのですが、関係から考えると美柑がデカイのです。さすが、76話からじっくりと築いてきたものがあるというものです。そういえば、ヤミ―美柑のラインが発生してから、今回でちょうど75話目。今回が150話ですから、連載期間の半分に達しているんですねぇ。なんとなく記念っぽい感じもします。
 そして今回、もう何も言う必要はないぐらいの段階に。ヤミ―美柑のラインはとてつもなく強固なものになっております。
 それは当然現在のヤミに変化を与えているのでして、過去の「戦闘以外は何も無い」状態とは大いに異なっています。前回のでも書いたように、性格や考え方にも大きな影響を及ぼしています。
 この現れが次の回になるのですが、それはまたその時に。


 ではここからは、ダイジェスト感想だってばよということです。
 雨がやみました。月はいつも通りの漫画月。漫画月にする理由って何かあるんでしょうか、といつも疑問に思います。実害が無いので問題は無いんですけども。
 全体を俯瞰するコマにおいて、セリーヌが唯にじゃれ付いています。さすがと言う他はありません。さすがです。
 殺し屋発言に震える春菜、リトに抱きつくルン、その光景を横目で睨む美柑、三者三様であります。ドウシテニラマレルノカワカラナイヨ。
 とらぶるではよくある、コマを抜いてのララ。でも、こんな太い線で描かれたのを見るのはあんまり見ない気がします。如何でしょう。あと、なんとなくこのコマに既視感があるのですが、いまいち思い出せません。ちなみに、今回一番気に入ったところはここでした。
 愛も変わらずよくしゃべる下半身だ。というヤミの太もも。ムチムチですな。しかし、意図的に顔を外して下半身を映してから、顔に引き上げて、口元に接近するというのは悪くない気がします。
 明かりが消えて、悲鳴を上げる春菜。なんかポジション的に駄目なラインに移ってきていませんか。最近出番が少ないです。
 暗闇になり、リトから離れる唯。ちょっとメタ的。まあ確かにこけるんだろうなと思ってしまうのは予感であり期待であります。そうでなければ、To LOVEるじゃないですから。
 しかし今回は猿山の動きによって、唯からリトの胸に飛び込むことに、おい誰か効果音を無くして着色してください。抱きついているように見えるかも。
 そしてそのまま押し倒し……、胸はリトの顔に押し当てられて……、エロゲ展開。ただ、今回注目すべきは胸ではないと断言します。お尻から太もものラインを中止すべきなのですと私は言いたい。
 時々思い浮かんでしまうのは、太もも強調しすぎて、どっかの左腕投手イ=ガワさんの太ももレベルになっているようなww
 知らない間に窓の鍵を開けてクロが侵入。
 セリーヌ、クロに飛びつく。この4話の中ではかなりの出番が与えられてました。決して緊迫した展開じゃないよ〜という一種の緩衝材的役割を果たしています。
 で、ララに銃口が向けられ……、次回へ続く。
 次回も含めて、猿山モドキは肩触りすぎだと思います。ああうらやましい。


 では、次で終わりになります。
 そのまま下へどうぞ。