『ToLOVEる -とらぶる-』第149話「微笑むネコ」

 4週間続いたお話の第2話、嵐山さん死亡?〜謎の殺し屋クロ登場までの回です。
 ヤミの設定掘り下げと初登場から現在までに発生した変化を強く意識する回になりました。逆に言うと、それ以外の話は特に無く、設定の説明といつものとらぶる的要素によって、話が終わってしまったということになります。
 ただ、いくつかの新設定が追加されたので、そちらも抑えておく必要があります。


1. ヤミの設定掘り下げと変化
(1)設定
 まず、設定の面についての話。
 「ドクター=ティアーユの生体兵器」ということですが、さて何のことやらまったく分かりません。おとなしくWikipedia様の力を借りたところ、

 ティアーユ=ルナティーク
声 - 福圓美里
トルネオ=ルドマンのお抱え科学者だった若き女性博士でイヴの生みの親。5月26日生まれ。27歳。AB型。身長155cm。体重42kg。趣味は読書、植物の世話、料理のカタログを見て新料理にチャレンジすること。嫌い(苦手)なものは騒がしい人。
14歳で名門アスフォード大学を卒業、その後研究室へ入った驚異的な頭脳の持ち主で、ナノマシンの権威として世界的に有名な人物。容姿はトレイン曰く「大人版姫っち」だが、その理由はイヴが彼女の遺伝子を基に作られたクローン体であるため。イヴを生み出した後は人の命を弄ぶ研究には二度と手を染めないことを決め、隠れ住むように山奥で生活していた。アニメでは、ゼロナンバーズ結成後に初登場。エデン破壊の司令塔を務めた。
見た目は眼鏡をかけた知的美人だが、実はかなりの天然キャラ。料理(原作内では玉子焼とホットケーキ)をすれば恐ろしい匂いを放つヘドロの如き真っ黒な物体が出来上がり、本人はそれを何でもない顔をして「結構美味しい」と味見する。また何もない所でよく自分で自分の足に引っ掛かって転ぶ特技(?)を持つ。

ということみたいですね。でついでに画像検索を掛けてみましたら、金髪おっぱい眼鏡さんということが分かりました。あと、クリムゾーンでした。
 この天才金髪おっぱい眼鏡お姉ちゃんが生み出したのがヤミということだったんですね。前作のリファインキャラということですが、まあ事実上の姉妹みたいな扱いになるのでしょうか。
 ってことは13巻のナナモモでの話と総合するに、ヤミの双子設定を回避したのはこの辺りの理由があるかもしれませんね。それと関係なく考えられるのは、同じ能力を持ったキャラをダブらせたくなかったというところでしょうか。
 そして、クロと知り合いということなんですが……、クロさんって黒猫の主人公でよろしいのかしら?と、今度は某To LOVEるサイトさん+Wikipedia様の力を借りて確認。正しいみたいですね。あとは、黒猫の時系列よりちょっと前に戻してるのでしょうか。なんやら、服装とかそこらへんがそういった古い扱いのものらしいんですが、大体新しいのを知らないので判別しようも無く……。で、結局どうなんだという話になってしまうんですけど。ただ、なんとなく早撃ちが特異そうなのは分かった。ストラップ付の銃はアリなのかナシなのか、そこらへんが問題だ。
 とりあえず知り合いでしたよと、昔なんか戦闘しましたよと、この2つだけ分かれば十分ということですね。
(2)ヤミの変化
 前回のでも書いたように、ヤミの変化を実感できる回です。
 「ヤミちゃんでもいいですよ」
 「ここにいる私の友人達に手を出したら許しませんから」
の2つの台詞は内面的な内側部分と外側部分における変化を感じさせてくれます。変化した面を内向きの人物のみに向けるのではなく、外側にも出すことが出来る辺りの成長というか変化というか、そういった感じのものです。
 5巻初登場時(35話)も悪くは無いですし、むしろキャラ的には立っていたかもしれませんが、2年ほどの連載期間において、ここまで変化をするのは積み重ねの重要性を感じさせてくれます。ついでに、個人的には現在のほうが好みです。

 そんなところで知らず知らずにヤミ回になっていたのが今回の話。今になって見ると、最初の1話目で黒猫出ている時点でそうなるってことが決まっていたんですねぇ。前作知らないので、まったく予想できていませんでした。


2. その他の話
 では、今回はこれ以上特に無いので後はダイジェストで。ページに沿っての感想を。
 「沙姫様」とお尻が喋りかけます。まあ凛なんですけど、ズボンムチムチですね。今回の話ですけど、下半身が全体的にむっちりとしています。美柑とか、ヤミとか。その仲でも今回一番よかった下半身はこの凛のですね。皆さんはいかがだったでしょうか。
 デダイヤルが使えない。ところでこのデダイヤル、何を使って通信しているんでしょうね。4次元空間?に何か通したりしているんですかね。
 美柑に雷苦手設定追加。この下半身は小学生なのでしょうかと激しい疑問に襲われます。
 唯、不安になると親指の爪を齧るとか。原哲夫先生の影武者徳川家康を思い出しました。爪噛んでいるかどうかで家康本人か、家康の影武者かを判断して狙撃、影武者の主人公が後悔するという話だったと記憶しています。ただ、この絵からだと単に指をしゃぶっているようにしか見えなかったりします。まあ、接写でリアルに描かれても判断に困りますからねw
 モモ先生はほんとにエロスの塊にあられます。なにげなくデダイヤルを胸の間に挟んでみたりと、恐るべき存在です。
 今週も春菜は出番が少ないままでした。なんたって台詞が「猿山くん?」のみ、げに悲しきヒロインかな。
 猿山に吹っ飛ばされたリト、こけそうになるもルンの下半身をつかみ何とかセーフ。とその表紙にパンツの中に手を突っ込んでしまった。手を突っ込むところもさるとこながら、そもそもこけそうになって下半身をつかむ時点で何か間違っていると思う。まあ、書いている人も、昔電車でこけそうになったとき女性の胸を思いきりつかんだ経験があるのですが。あの日と男っぽく見えたんだ……、なのに女だったんだ。
 1ページ半に渡るヤミの動き、下半身、上半身(下半身はがに股)、そして後方からと下半身の動きが気になるコマが連続していて困る。
 最後、クロが映っています。いつの間にやら外に出た様子。胸をあんなに開けた服装だとただの変態にしか見えないと思います。


 ということで、第3話へと続きます。
 「ヤミちゃんでもいいですよ」「全力で遠慮する」
 天の声「それを遠慮するなんてとんでもない!!」
 次回に続く。