『ToLOVEる -とらぶる-』第148話「サイレント・アイランド」

 手塗りっぽい表紙が印象的だったTo LOVEる第148話、結局4週間ものだったとは。
 それにしてもこの絵、肉感的でした。紙面上カットされている?ところは見られる機会があるのだろうか。というかこういった体全体の絵は全体図を描いているのだろうか。
 それはともかくお話のほうへ。


 今回の話の内容は
1. 天条院家の別荘に来ました
2. 沙姫とルンの悪巧み、やっぱり失敗w
3. 風呂風呂お風呂、スタイルの話
4. 執事の嵐山さん死亡、なんだか不穏な空気?
の4点が主な話。
 キャラ別の結びつきでは
1. 唯を中心とした話、ララ、ナナ、モモ、春菜の順に目立っています
2. 美柑とヤミ
3. 沙姫とルン
4. 唯とセリーヌ
の4点が挙げられます。
 ではまず、上の4つ、そして次に下の4つ。
1. 話の内容
(1)天条院家の別荘に来ました
 家出のときの借りを返したということみたいです。あの時は何事もなく家に入れるという結城家のセキュリティに驚きましたw 鍵の1つもかかってないんだよなぁ。
 総覧的にヒロインズが並んでいます。横にすると1コマに収まらないぐらい増えているんだなと改めて認識。半分切れているモモ、そもそも描いてもらえなかったナナ、どちらの扱いがよかったのだろう。あと、ヤミの頭にセリーヌが乗っていたり乗っていなかったりw、単なるミスでしょうが、ステルスセリーヌという可能性も無きにしも非ず。なんたって、簡単に相手の間に入っていく技術を持っていますから。
 里沙未央とお静はもれなく排除w さすがにここからあと3人加えて14人?のヒロインを扱うのは骨が折れるどころじゃないですから仕方ないでしょう。でもお静ちゃんが外れたのは残念だってばよ。
(2)沙姫とルンの悪巧み、やっぱり失敗
 沙姫とルンの悪巧みは71話、72話以来でしょうか。前回はルンのけしかけに加えて、お互いの目標が一致しての展開でした。今回は、ルンのけしかけのみでした。
 で、作戦が風呂場で泡がどうのこうのなわけです。どっきりアイテム「アワワソープ」を用いて、泡で恥をかかせてやろうという作戦なわけですが……、どういった点で恥になるのかがまず分からない時点で破綻しているような気が……。そして、そのあと沙姫がどのようにしてララに優位に立つのかも分からないし、なんと言うか穴ぼこだらけの作戦で微笑ましいですね。ついでにセリーヌの行動で失敗するわと、まあそんなもんですよね。
 凛綾は色々アレだと気づいている様子ですが、特に何も言わず。特に実害が発生するわけでもないですから、止めないでも問題ないですからね。
(3)風呂場談義
 こういった系統の漫画にはやはり欠かせないぜと風呂場です。某漫画では1話に1度風呂シーンを入れていたとか何とか。来たらまず風呂なわけです。人類は水より生まれ、水から離れ、そしてまた水に戻っていく存在なのですね。というわけで風呂場です。
 登場人物を1度に数多く取り扱える点で、イベントでの風呂シーンは中々使い勝手がよいです。井戸端会議をやる年齢には若すぎるわけでして、そうするとこういった風呂場での交流は重要になってきます。
 そこで今回話されたことは、おっぱい、要するに乳のことでした。一応年月が経っている設定らしいです。
 「唯、始めて会った頃よりおっぱい大きくなったよねー」とありますが、これはすごいことかもしれません。地球的季節概念を想定したとして、現在は遅くとも夏に当たると推定できます。唯とララが始めて互いを認識したのが2年生の4月のことですから、それからわずか半年以内で大きさの変化を実感できるレベルに達しているのですね。人体の神秘ですねぇ。現実ではどのくらい変化を実感しているんでしょうかね。興味はありますが積極的に調べたくはないなぁw どう見ても怪しい人ですからw
 美柑がやたら気にするような発言をしています。小学生の段階で参加したくないトークか……、一瞬それはないだろとも思いましたが、下半身にぶら下がっているものトークという男の場合を想像してみたところ容易く納得が得られました。確かに小学生の時には積極的に参加したくないですねぇ。
 ところで今回の風呂場では、ヤミが髪飾りをつけっぱなしにしています。これは果てさて、どういうことでしょうか。結城家でのお泊り会をした76話や銭湯での87話〜88話では髪飾りをしていなかったのですが。まさか、この時点で何らかの存在を把握していたのでしょうか。しかし、髪飾りなしでも別に戦えるわけで……。気まぐれということにしておきましょう。ってかナナも髪の毛結んでますね。一体何があったのか。流行なのか。
(4)嵐山さん死亡?
 ちょっととらぶるらしくない展開に。ということで次回に続いたのです。
 黒猫がウロチョロするのは、前作に関わっているとかいうのを読んだのですが、前作の黒猫は一切合財知らないので何ともかんとも。
2. キャラ別の取り合わせ
(1)唯を中心としたお風呂談義
 胸談義が行われている今回の場所。この会話から考えるに胸ランキングは
 大きい← 唯>ララ>モモ>春菜>ヤミ>ナナ>美柑 →小さい
みたいな感じ?でしょうか。春菜とモモ、ヤミとナナ、ここら辺の順位付けはよく分かりませんね。加えて、アンダーとの差、要するにバストサイズがもう一つ比較において問題になるわけで、こちらの観点からするとまた変わってくるのだろうか。
 胸においても、大きい側と小さい側が中心になって話が進むので、キャラ特性も相まっていつも通り春菜が空気に。軽々と使うことが出来ない辺りが難しい存在へと向かわせている模様。
(2)美柑とヤミ
 この2人のつながりは本当に強いものになってきました。話を重ねるごとによくなっておりますな。
 美柑の提案→ヤミ即賛成、このパターンに入ったのでもはや敵無し状態です。ここら辺の扱いは某魔法少女にかなり類似してきてます。ということはもうじき第3の娘の召喚が行われたりは……しませんw ただ、美柑さんも魔法少女になったら熱く人生語りだしそうな気がするのです。
 胸が無いのは両者同じくする悩みですが、あくまでチートを使わずにいくヤミに猛虎魂を感じますw
(3)沙姫とルン
 この2人の共通点は、ポジションの特異性。
 作中のポジションが、沙姫は上級生、ルンはアイドルとリト一同との学校内における時間共有の短さがあるわけです。
 ここらへんのポジショニングを変えない限り、これからも出番は少ないかもしれません。ただ、ルン側にはまだアイドル路線を強めていくことにより、出番が与えられる可能性はあります。
 沙姫は単体だとこれからも厳しそうですね。何とかリトと絡む話を考えていきたいところなんですが、互いの生活空間に入っていかない限り中々進展はなさそう。
 そこで、まとめて扱うというのは出番においてよいことだと思います。ただ、同じようなことを何回もやらせるわけにも行きませんから。そこをどう工夫していくかが課題です。
(4)唯とセリーヌ
 セリーヌは誰にでも引っ付きますが、その中でもこの組み合わせは一番じゃないかなと思っています。
 唯のキャラ自体はリトとかなり符合しますし、そこからセリーヌの存在を置けば中々すんなりと嵌るわけでして、それこそ唯の妄想レベル(129話)にはまるのです。
 
 
 では最後、ダイジェストでその他の感想を。
 まずはカモメの絵。1話目の最初がこちら側に向いていて、4話目の最後が逆の方向に向いている。導入と終わりって感じになっていますね。
 ルンが近寄ってくるのをジト目で見る沙姫、凛、綾、警戒されすぎすなあ
 風呂場のシーン、こんな感じで髪を纏めている唯の絵が好きですね。あと背中が最高や!といったとこでしょうか。春菜はわずか1コマの登場、もう許してください。
 モモが気にすんなとナナに言うシーン、最近?こういった際のキャラ反応でナナに使われたトーンがよく用いられている印象。コミカルな印象が強く出て好きですね。
 毎度おなじみ銀河通販、シアーズの雑誌みたいに宇宙人の家には1世帯1冊は確実のあったりするのかもしれない。銀河通販恐るべし。
 猿山は目標に飛翔しました。
 ジト目でリトをにらむ唯が可愛いですね。少しだけ頬が膨らんでるのも高得点となります。振り向いたのはいいけどセリーヌが消えているw どうなったのだろうか。
 死体じゃないけど死体っぽいのを直視するのはやっぱり強烈だよなあ。


 というわけで以上になります。また次の、ってか続き物4回分なんだけど。では下へどうぞ。