人間2つのことを同時に進行するのが精一杯?と『animage ORIGINAL vol.2』に掲載された板野インタビューを呼んでの感想

 単に私だけかもしれませんけど。
 就職活動と公務員試験の勉強と学校行っていると、まとまったものを書く時間が無いような。
 本当はあるんでしょうけど、某掲示板除いている時間とか減らせば。
 でも、考えをまとめてないから、取り掛かれない。気にならない。


 ところで、『アニメージュオリジナル』でブラスレイターの記事載っていましたね。
 そういや、以前出た『コンティニュー』の記事もあったけど結局書かなかったなあ。
 でも、今回の板野インタビューを見て、何となく書かなかった理由も思い当たった気がします。

  1. ジョセフの描き方に対する不満、だとか
  2. ジョセフの発言に対するザーギンの反応に対する見解の相違、だとか、
  3. 三騎士で、サーシャやメイフォンと比べて、シドウを何でちょっと歪だなと感じていたのか、だとか

 まあ色々です。
 特に3つ目かなあ。ということで、ちょっと書いてみます。
 頭の中でグルグル考えていくうちにすごく違和感が出てきたですよね、シドウのキャラ。
 今考えてみるとすごく寒々しく思えます。行動も発言も。
 製作側(というか監督)が言いたいことを叫ばせるだけのために出した登場人物、取ってつけたみたいな善い人キャラに見えるのです。
 確かに、慈善事業に関わったり、アマンダたちを助けたり、子供のために身を捨てたりと色々やっています。それに、日本政府のスパイとか、機械化するのに時間がかかったとか、ツヴェルフ居たから仕方ないよねとかあります。
 それでも、結局ドイツの一般市民を見殺しにしたも同然なんじゃないのかと。弱者って異民や孤児だけではなくて、デモにアックという圧倒的な暴力の前なら一般市民だって十分弱者に相当するはず。それをほったらかして弱者云々言われても困る。
 この点で、サーシャとメイフォンは割りきりがきちんとできているように思えます。つまり、発言と行動に矛盾がそれほど無いんです。まあ、メイフォンはちょっと描写が不足しているところもありますけど。
 一方シドウは、登場してきたのが相当遅いのに、様々な要素がてんこ盛りになっています。説明している暇はあまり無いのにもかかわらず、重い荷物を背負って出てきています。そして、更にそれが整理されていないため、すさまじく不安定です。結局すべてをきちんと消化できずに何となく不完全燃焼に終わってしまったみたいです。
 だから、シドウはもっと設定を削ぎ落としたほうが良かったのではと思います。例えば、金のために働いてます。でも実は、裏にはこんな事情があるんですよ。それに合わせた理由で、核兵器に対しては激しい憎悪を向けているのですよ。ぐらいにしてくれていたほうが良かったのではないかなあ。何となく『ジーザス』とかに出てきそうですw(病気の娘のために働く暗殺者だったっけな?そういった記憶)
 結論を言うと、要するにシドウ自身の正義(なんかラインバレルっぽい言い回しだw)をもっと小さなものにして良かったのではということです。例えて言うと、先程の『ジーザス』の周隆元(検索したら出てきました、いい時代ですね)+『はだしのゲン』の中岡元(ちょっと現代的に)ぐらいです。その延長線上で、アマンダとマレクの関係に対する重ね合わせなどを行えば良かったかなと。

  
 この記事読んで思ったのですけど、最終回といい、シドウの性格や設定といい、他のスタッフとの折衝の回数が少ない、もしくは無かった?ところに対して、違和感を覚えているような……。つまりは監督の思考に、凡人である私はついていけないということなのか……。
 それにしても決定稿前のエレアが、中々かわいい件について。ちょっと人間っぽすぎますか。

アニメージュオリジナル animage ORIGINAL vol.2 (08.DEC (ロマンアルバム)

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