『八神はやて (PVCフィギュア:アルター、原型製作 爪塚ヒロユキ)』

 箱デカ過ぎ……。
 たぶん作った人も、売った人も、買った人もみんな浮かんだであろうこの台詞。
 私も今日引き取りに行った際、まったく同じことを考えました。
 先週、ガルムを見た際も、こんなでかい物買う人いるのかなぁ、などと思ってしまったものです。
 まあ、次の週に自分が買ったのは、そんなこと吹き飛ばすようなものでしたけど。はやてちゃんチビの癖にデカ過ぎです。
 あ、ちなみに今日行ったらガルムは全部売れていました。
 ところで、いつになったらエレア掃けるんだろうね……。正直売れないのも仕方ないとは思っていますが。ポージングも顔も今一琴線に触れませんでしたからね……。
 ということで、八神はやて(with チビリイン)のレビューを掲載します。
 
 
 まずスペックからです。
 フィギュアの大きさは大体、縦21.5cm×横33cm×高さ26cmです。それぞれもう少し足したぐらいの幅があれば、問題なく飾れるはずです。シュベルトクロイツ持たせた場合、もう少し幅をとるかもしれません。
 あと、箱の大きさも、縦27.5cm×横47.8cm×高さ38.5cmです。素材はダンボール製で、程々に丈夫な仕様になっております。
 リインは付属のアタッチメントがついた羽根を用いて肩に乗せられるようになっています。また、単独でも自立できるように、土台も付属されています。その際に必要となる通常の羽根も勿論ついています。
 夜天の書はバリアジャケット左手から延びている接合部に取り付けることができます。
 
 
 次にちょっとした組み立て工程。
 取り出して、まず土台に取り付けるわけですが、これが中々難しかったです。接合部品はカチッとはまりました。前回のリインでは上手くはまらなくてちょっと困ったのでここは改善されてて良かったです。しかし、土台にはめるのが緊張。当初はめようとしたら、横幅が合わない。どういうこっちゃ、と考えてしまいました。で、結局強引にはめることになったのです。そのとき、心臓が高鳴りましたですよ。足折れねえかなぁと半ば本気で心配してしまいました。結局上手くはまったので良かったです。
 右肩の羽根がやたらと落ちやすいので、リインは独自に自立させることにしました。棒で支えるんですけど。これもまた中々入らない。強引にねじ込むことになりました。吏員の中は予想以上にキツかったですw
 夜天の書は正面から見て、ちょうど接合部が見えないあたりで止めておくのがいいのではと思います。これ以上ねじ込むと壊れそうな悪寒があります。
 シュベルトクロイツを持たせるには、右手にはめ込む必要があるのですけど、その右手に羽根が一枚ついているので、簡単には通らせてくれません。帽子を被せるときには、右肩の羽根に注意しなければいけませんし、全体的にとてもみっちりと詰まった、悪く言えば余裕の無い構造になっています。
 ということでなんだかんだで完成〜〜。
 
 
 そして漸く感想です。
 正面から見ると格好いいですね。本当に。ビシ〜っと決まっていて、今にも魔法の一つや二つ発射しそうな勢いです。一応リイン乗せて、クロイツ持たせて、さらに格好良さが増します。格好良さマシマシでお願いします。
 横から見ると、ちょっと後傾するに過ぎるかも。魔法発射のシーンを切り取ったのでそのようにさせてるんでしょうけど。あと、夏場とかで暑さで角度が増していったりとか……しないですよね?なんか知らない間に顔が上を向いていましたみたいな?
 頭部はユニゾンしたのと通常のと二つあります。ユニゾンverも髪の色がそれほどドきつくないので悪くないかなと。アニメのだともう少し、色がはっきりとついていたと思いますので。ただ、唯一の問題はどちらかの生首がゴロンと転がってしまうことですねw 引き出し開けたらそこには二次元美少女の生首が!!とかまあそんな感じ。
 次に上半身、ここは何よりも胸ですね胸、つまりおっぱい、おぱ〜い。予想以上にデカかった、予想以上に扇情的。中心に向かって力が収束していく、要するにロケットっぽいわけです。光のあて加減によっては、中心が光るのです。こんな胸が目の前にあったら、思わず、「来い!!ラインバレル!!(声:ストラーダ)」とかやってしまいそうです。中心のボタンに力を注ぎながら。
 右手の握りが緩いのか、やたらとすぐにシュベルトクロイツが落下します。私は、場所を取るし、フェイトさんに夏場、ザンバー持たせたまま放置していたら、いつの間にやら握りが緩くなっていたという経験から持たせないので、別に良いんですけど。
 下半身へと移りましょう。まずマント、でかいです。翻りまくってます。滅茶苦茶場所取ります。
 次いで太ももに話を。ふくよかな太ももで素晴らしいですな。ははあ、たまりませんな、これは。以前から内々に思っていたことなんですが、二期の時から、私ずっとはやてちゃんの太ももたまりませんなと考えていたんですよ。膝枕してもらって、むしゃぶりつきたいですなぁ、なんて。なんていうか、そうあれです、髀肉之嘆。って全然違いますなw 兎に角、はやての太ももは結構な注目ポイントなのです、個人的に。
 一方で、下半身には大きな弱みも。ポージングのため、前方正面のローアングルに非常に弱みを抱えています。ガバッと太ももを開いて、さらに後傾しているために、非常に下着、端的に行ってパンツが見えやすいのです。しかもガバッとなんで、なのは的に考えてちょっと下品にも映ってしまうのですね。後方からのローアングルはどれも格好良いんですけど。前方だと左手側からでは顔が大きくふさがれてしまいますので、右手側斜め45度パンツが太ももで覆い隠される程度のあたりぐらいでしょうか。
 ここで、何となくパンツの色を濃くした理由も分かる気がしました。目線と同じぐらいにして正面から見ると、見えてしまうんですね。そこが白(もしくは他の明るい系統の色)だと、目立ってしまう。そうするとせっかく戦闘モード!って体勢なのに、視点がそちらに移動してしまって全体の調和が怪しくなってしまう。だから黒っぽく(紫?)したんでしょうと。
 こんなこと書いていても、正面からのローアングル、台座から全身を覗けるギリギリの角度から見るのも結構嫌いじゃなかったりw 肩にリイン乗せると揃いも揃って、とてつもなく品が無くて素晴らしいですしww これもこれでそそられるんだなこりゃ。
 
 
 というわけで八神はやてレビューでした。
 最後に余談。私が帰り間際、エスカレーターへと向かっていたら、おんなじ袋を持っていた少々ふくよかな男性とすれ違ったんですよね。そしてその男性、私を見て、ニヤッと笑ったわけです。
 「ほほう、あなたも同類ですな」
 と言わんばかりに。
 ああ、同類だ、私たちは仲間でございます。でも、しかし、だが、けれでも、それでも、同類だ!!
 とりあえず、引きつった笑い、というか笑いになってたかどうかも分かりませんが、そのまますれ違いましたとさ。
 終わり。