『ToLOVEる -とらぶる-』第11巻 とらぶるくえすと

※こちらは原作11巻の感想です。16巻付属OVAの「とらぶる☆くえすと」の感想は下のページになります。
『ToLOVEる −とらぶる−』16巻限定版のDVDアニメ「とらぶる☆くえすと」 - 一歩進んで三歩戻る



 はい、とらぶるも11巻が発売されました。
 
 
 さて11巻です。今巻の表紙を飾ったのはお静ちゃんですね。前巻で出しても良かったんですが、出番無いのに表紙ってのもまあアレなので今巻に回されたわけです。
 ところで、一人しかいないじゃないかと思われるかもしれません。しかしそれは違いまして。
 幽霊.verと実体.verで合わせて二人いると換算しましょう。こうすれば問題ありません。
 で、見ていると、なんか少々怖い印象です。下まぶたをちょっと吊り上げているのがその原因でしょうか。ポーズとあわせて幽霊らしさを表しているんでしょう。
 
 
 この巻の主な内容は

  • 第89話〜第97話までを収録。あと番外編を1つ
  • 読者投稿企画、LOFCの発表。

 ですね。
 では、個別にレビューしていきましょう。
 
 
第89話「蘇える転校生」
 お静ちゃん実体化初登場の回です。カラーが在ったんですけど、収録は勿論白黒……、イラスト集でも出したらいいんじゃないかな?
 内容は、お静ちゃん登場も勿論ですが、春菜―静ラインが完全に形成されたって言うのが一番のことでしょう。若干押され気味の春菜にとって、強力な?援軍が着いたことになります。
 あとは里紗の胸がはだけたシーン。基本的に攻めの立場の彼女が、こういった場面に遭遇することは珍しいですね。
 最後は、ララがんーって思考している場面。可愛いですね。口に出して考えるのがまた、らしいです。
 
 
第90話「奉仕しちゃうぞ」
 前後構成の前、お馬鹿回です。モシャ・クラゲが出てきたけどまあ、登場はあまり無し。
 いつもながら、校長の謎財力に驚嘆。一体何処からあれだけの服を調達してくるのだろうか……。
 全員とリトをとりあえず絡ませています。古手川に対して、おもいっきりフラグビルダーしています。天然だから余計恐るべし。
 ララとリトは一緒に掃除の役割を負わせられたみたい。こちらも自然とコンビを組まされている辺り、何というかまあ……。
 春菜―静ラインが本格的に稼動開始。まあお静ちゃんが引っ張る側面が強すぎるわけですが。今回もその通りまんまでした。リト妄想が段々パワーアップしているのは、良いことなのか悪いことなのか。
 沙姫は陰ながら普通に働いておりました。労働の汗を拭う沙姫の表情がやたらと可愛いです。この話ではナンバーワンかな。
 
 
第91話「真っ直ぐなキモチ」
 前回のモシャ・クラゲが本格的に動く回です。
 ララ→唯→ヤミ→春菜と移り変わってエンド。んー、色々あったんですが、それほどここに見る場所はないかなと。どっちかって言うとこの回は締めのほうが重要ですね。
 で、その締めですが、ララの優しさが押し出されています。前々回の第89話における春菜→静と、この回はララ→モシャ・クラゲの関係が似ています。狙ってはいないでしょうけど。
 最後、

「リトの事キライなんて、そんな事あるワケないのにね」

と相も変わらず100%。こういったところがいいのです。
 
 
第92話「珍客訪問
 ザスティンが只管空回りする回。
 ヤミ―美柑ラインの形成が成ってきた様子。ほのぼのですよ、ほのぼの。
 ザスティンは警戒しまくってますが、ヤミがララをすぐに倒せるかと言うとそうでもないわけでして、杞憂にも程があるでしょうね。
 ザスティンの漫画、表紙からして古めな印象。少女漫画通ではないので、良く知りませんが、少女漫画+SFだと竹本泉しか思いつかない私。とりあえず、どう見てもジャンプ向けじゃないのは確かw
 
 
第93話「とらぶるくえすと1」
 この巻の長編。今までの話で最も長いのでしょうか。
 マジカルキョーコ炎の再放送から始まります。再放送ってことは世界内では結構人気あるんでしょうか。最後は燃やして解決と言うあたり、30分でヒーロー物の展開をしているのでしょうか?あと特撮と。
 投稿すると手紙が。ラブレターと思い、持ち出し、エロ妄想して、開けるとびっくり。
 よくある展開ですね。
 上から唯が降ってきて、顔面キャッチ。顎を上げて、身体を後ろに傾けていったらちょうど落ちてきたというところ?膝から落ちても問題ない辺り、相当衝撃を吸収していますねw リトの首の筋力はかなり強いのでしょう、ってどうでもいいか。
 春菜と美柑も合流して次回へ。ところで、唯や春菜や美柑はどんな考えを持って、手紙を開いたのか。気になるところであります。
 
 
第94話「とらぶるくえすと2」
 カラー有り、でも白黒……。
 とりあえず、職業でも決めようと転職屋行って設定します。
 オートで決められてしまう辺り、転職屋ならぬ天職屋ではないのでしょうか。
 春菜―勇者、美柑―魔導士、唯―武道家、でリト―花屋。
 武道家唯がムチムチですね。素晴らしい……。
 リトに前を歩けと言って、尻を舐められたらリトに怒る。さてはリト、ニュータイプか。
 モンスターに対する唯の攻撃ですが、後ろ回し蹴りとは中々高等技術。股間に目が行くのは言うまでもありません。
 美柑の魔法、ププリン、胸がはだけます。一体どのような有効性があるのか。敵の動きを止めたりするのかな。
 胸がはだけた唯。一撃の下にモンスターとリトを葬り去ります。リト→モンスターの順で受けているのでしょうか。リトにぶつけられた拳の威力はいかほどのものだったのか。と斜め上話。
 キョーコと囚われのララ(睡眠中)が出てきて次回へ続く。
 
 
第95話「とらぶるくえすと3」
 疲れてきました。体力的に……。
 と言うことで休憩。宿屋にて休憩。
 シャワーを浴びられてよかったと言うのもありますが、服が同じなら不快感はあんまり変わらなかったりします。きれいになっているあたり、まあそういうことでそういうことなのでしょう。
 宿屋にベッドが3つしかない。ゲームではよくあることですね。
 一緒に寝る?と美柑が訊いた場面、もちろんリトは断るわけですが、その次のコマでの美柑の表情がなんとも言えません。一体なんなんでしょうかこの表情は……。
 リトの夢の中に、囚われのララが登場。エロス。
 キョーコ登場。胸を押し付けて、紐が緩むシーンがいいですね。設定を語って帰りました。ついでに中ボス置いていきました。まだレベル5なのに早すぎw
 中ボスを一撃の下に葬り去ったのはヤミ。遊び人凄いハイレグ恐るべし、一句詠んでみました。
 
 
第96話「とらぶるくえすと4」
 で、前回倒した中ボスが落とした宝箱を開けるといきなりワープ。
 落下していく場面、美柑の乳が見えているような気もするのですが、さすがにはっきりとは表現されなかったみたいですね。
 都合よく大魔王の城に辿り着きました。ヤミのバランスクラッシャー的働きでさくさく前に進みます。
 行く手には沙姫たちが。ギガププリン、おっぱい出たので次行きましょう。
 ルンも登場。変態の校長に絡まれました。校長は狼らしいですから、ぶっ殺されたのでしょう。
 キョーコの間に着くと、そこにはキョーコが、そしてララが。で次回に続きます。
 
 
第97話「とらぶるくえすと5」
 今巻で収録されている最後の話。
 キョーコがリトに、ララをどう思っているのかはっきり言うように告げます。
 リトはララの元に歩み寄り、言います。 

「オレさ…オレ…お前の事…好き…かも知れない」

 ここですね。こここそがダブルヒロイン物の真骨頂です。ついにここまできたか〜です。最初は100対0だったのが徐々に近づいていって、ここで漸く50対50にかなり近づいたわけです。
 んじゃこっからどうなるのかが問題なわけですがそれはまだ先の話。
 ところで、ヤミのぱふぱふですが、大きさや技術のみではない、精神の問題なのだろうと言ってあげたいです。言って漏れなく切られたいですねw
 美柑は唯の感情に気づいた様子。相変わらず目敏いです。
 ナナとモモが登場して、今回の話は終わり。
 次回へ続きます。
 
 
番外編「バス・ラブ・大トラブル」
 番外編、最初のシーンは全く持って謎ww どういう過程でこうなったんだ。
 サービスショットなので別に構わないのですけど。
 話は、レンが風呂入りに来て、クシャミしてルンになっちゃったって話。特に内容は無いようです。
 
 
読者投稿企画「LOFC」発表会
 LOFC、もちろんリトルウィッチ・オフィシャル・ファンクラブではありませんww ラブラブオリジナルファッションコンテストのことです。
 最優秀作品含む100点の発表がなされています。
 色々ありますので、詳細は除きます。
 個人的にはPart6の森井理絵さんが描かれた沙姫が好きですね。とても可愛らしいです。ちょっと「沙姫らしい」からは外れているかもしれませんけど。私はこれが印象に残りました。


 今回のレビューも以上です。ではまた次の巻で。 

To LOVEる -とらぶる- (11) (ジャンプコミックス)

To LOVEる -とらぶる- (11) (ジャンプコミックス)