『BLASSREITER - ブラスレイター』第22話 届かぬ思い
あと二回に、締めに向かって一直線。
では今週もいきましょう。
まず今回の主な話を列挙すると
(1) ヘルマーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!
(2) ベアトリスさよなら
(3) マレク復活
(4) ツヴェルフ残党の活動
といったところですね。
ジョセフに関してはまた別に、そもそも今週も出番なかったしなあ……。
(1)〜(3)
ここら辺が今回の主な内容になります。
ヘルマンは典型的な直情径行型馬鹿キャラっぽかったのですが、意外と自覚があったみたいです。いや、ここまでの過程で自覚したんでしょうか。
自らを愚かと認識している人間は既に愚か者ではないんだぜ、とか言ってあげたいです。まあそんなことを言う自分も大概アホですけどね。
そんなヘルマンも感情面では中々踏み込めない模様。ここは最後まで変わらなかったなあ。ゲルトのときは怪我をしたとき、尊敬の感情を示せたんだけど、アマンダに対してはやっぱ別なのか。
ジョセフのことを自分と似ているとアマンダに言われたヘルマン。確かに似ている点はありますね。一人で何でもやろうと考える辺りはそっくりです。ここは存分にアマンダも似ていると思うのですがww
ジョセフからゲルトやマレクのことについて聞けないまま、外にいる敵の気配を感じ、同じく外へと。そこにベアトリス。ベアトリスさんの猛烈なネタバレを聞いて、今まで散々踊らされていたことに漸く気づきました。ここで、ジョセフから聞く必要はなくなったと捉えていいのかもしれません。
戦闘シーンは格好良いです。後半でのブラスレイター対ブラスレイターでは恐らく一番の格好良さ。ジョセフ対ザーギンはこれ以上を期待してもいいのかな。
ベアトリスの回想が挟まりました。序に馬の回想も。ところでこの前の回想とはちょっと整合性が微妙な気がするのですが。まあ以前にも書いたように、あんまり考慮していないというのもあるんでしょうけど。ザーギンの馬って、荷馬だったのか。ところで何であんなところに居たんだろww
で再び戦闘に戻って、ヘルマンとアマンダが劣勢状態になったところでまた場面が切り替わり、今度はマレクへ。ずっと隔離されていたマレク。久しぶりにアマンダやヘルマンの言葉を聞くことになりました。そしてヘルマンの台詞とジョセフの台詞を思い返し、覚醒へと向かいます。
そん時のヘルマンの台詞がやたら格好良かったので収録。
「…なあ、マレク。お前、ずっとそうやって逃げこんだままなのか?こんな体になっちまったことは俺だって怖い。きっと、ゲルトだって怖かっただろう。俺もチャンプもお前と同じだ。この力に振り回されて、いつか最悪に間違ったことをしそうで恐い。俺は肝心なところで馬鹿やってばかりだからな。後悔するのはいつも手遅れになってからだ……」
「でもな、ひとつ間違いに気付くたびに、俺たちは一歩ずつ正しい道に近づいていけるはずだろう。マレク、おまえは自分が間違えた事を知っている。それを無意味にしちゃダメだ」
「もしかしたら、おまえも最後まで正しい答えをつかめないまま終わるかもしれない。だとしても、いつかきっと俺やゲルトや、そしておまえの間違いを覚えている誰かが、それを道標にして新しい道を探してくれる。そう思えば俺たちの命も決して無駄じゃないだろう。怯えていい。悩みながらでいい。立ち止まらずに進むんだ」
「今、目の前にマレク、おまえにしか出来ない事があるはずだ。目をそらしちゃいけない」
このアニメのテーマとも中々符合している台詞です。「それでも命には生きる意味がある」といった過去の台詞ともぶれていません。
この言葉とジョセフの言葉、そして自分自身によって、漸くマレクは覚醒。ヘルマンとアマンダを助けに向かいます。マレクは今まで安全な場所を求めて心の中に引きこもっていたわけですが、結局そんなところは無いわけです。そこに気づいた上で正しい道を求めて進んでいくことこそ重要だということです。
ここの役割はジョセフだと思っていた(前回の文章参考)んですが、ヘルマンだったのか……。確かにジョセフだとどうして今までヘルマンを引っ張ってきたのかが分からなくなりますし、こちらのほうが正しかったでしょう。
ということで、ベアトリスへ突貫したマレク。ヘルマンの一撃を呼び起こします。そして漸くベアトリスを倒しました。しかし、ベアトリスも最後の一撃をマレクに食らわせてきます。そこを手負いのヘルマンが身代わりに。両者相打つことになってしまったということに。
ベアトリスは最期も一人、同じような場所で同じように死んでいくことになってしまいました。ジョセフとは大いに道を違えたベアトリス。この末路は幸せだったのか不幸せだったのか。
一方、ヘルマンは恋慕しているアマンダの膝の上、マレクへと声をかけます。マレクの成長を認める言葉、そして遠まわしなアマンダへの告白。アマンダに向かって喋ろうとしたところでタイムアウト。ボロボロに崩れ落ちていきました……。最後に残るのはゲルトとの写真。ずっと胸に忍ばせておいたのだろうか。
馬鹿は死んでも治らないというが、本当に治らなかったヘルマン。でもその不器用さは最期に二人へと伝わったみたいで良かったのかもしれません。
(4)
所変わって、アポカリプスナイツ含むツヴェルフ残党の話。
今週はそれほど出番無く、サーシャとシドウはイシスのデータをアマンダに預け、本拠地へと向かうことに。恐らくベアトリスとの戦闘を目論んでいたはずですが、空振りという結果。
ツヴェルフ本拠地では冷静さを取り戻したメイフォンによって建て直しが進められています。まだザーギン側の侵攻は受けてなかったみたい。というか、ザーギン自体それほど興味が無いから無闇に攻めようという考えが無いんでしょうが。ドンぐらい軍勢を残しているのかも疑問ですし。
メイフォンは、まだ局長を何とかしたいと考えている様子。正直やめたほうがいいと、松は思いますわ(中の人)。局長は予想通り生きていました。戸愚呂兄みたいな状態になっているのかな?
次回、国連軍の出動などを含み、恐らく全員退場するのではないかという予想があります。
まあ最期に一応主人公のジョセフについても触れましょう。今週も寝たきりでした。
さすがに寝すぎじゃないかな?今までは何らかの作業を伴ってはいたけど、今回はただやられて、それで朝から一日中睡眠状態ってことになるわけですから。アマンダやヘルマンは二日間寝ていないというのに……。
といっても、ジョセフが起きた時点で、この話終わっちゃうんですよね。何だかんだで他のブラスレイター陣は全員負かしているので、ジョセフの敵はもはやザーギン以外誰もいないわけですから。
ジョセフ馬鹿にされていますけど、一応戦績自体は悪くないんです。ただ、印象が非常に悪いだけで。
それは置いておいて、ザーギンと戦わなければいけないわけなのですが、ジョセフは如何にしたらザーギンと互角に戦えるのかという問題になります。
私の考えからすると、ジョセフはザーギンと対になる存在となっているはずですから、誰かの死によって、怒りで裏返り覚醒する、なんていうことはあってはいけないはずです。むしろ、誰かの助けを得る。ジョセフが背負ってきた苦しみから解放されることによって、ザーギンと同等に戦えるという風にしなければならないと考えています。
となると、どういったものになるのかと考えると、キーとなるのは、今まで散々書いてきたように、マレクになるのではないでしょうか。
サーシャがいますが、今一自分としては難しいかなと。サーシャは弟を利用し、道義に悖る行為をすることでザーギンを倒そうとしました。そこの意識の変化、人としてあってはならない変化を、ザーギンは「君は死んだ」と表現したわけですから。サーシャが現状のままでジョセフを解放する役割を負うことは出来ないのではと考えています。もしやるのなら、サーシャ自身が間違っていることを云々しなければならないのではないでしょうか。まあサーシャの最期で、有り得そうなことでもあります。
一方、マレクは、今回で自らの進むべき道を取り戻したようです。ジョセフが散々苦しんできたのは、救うことの出来なかったマレクの存在が一番多くを占めているみたいです。例えば、ジョセフ自身の悪夢、さらにはバーサーカー状態になった際に出てきた幻覚がそれに当たります。ですから、そのマレクによって、苦しみから解放してやれば、ジョセフ自身の強さが増すのではないかと考えられるのです。
ということで、次回予想。
アポカリプスナイツ、ツヴェルフは国連軍やザーギンらによって壊滅。
ジョセフ目覚める。覚醒して、最終決戦へ。
マレクとアマンダは、マレクが666を駆って国外へと退去。
今週も終わり、相変わらず無駄に長い文章だなあ……。もっと纏めろよ自分。
画像を載せてない分だけ一層読むのに苦労をかけてそう。本当に申し訳ないです。
ではまた次回。
まあ、他にも色々書いて載せるでしょうが。
ヘルマンとマレクが始めて会ったときの話とか書いてみたい。要するに前日談ですね。
題名……、届かぬ思いって……、伝わってなかった……のか……??
- 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
- 発売日: 2008/09/21
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 17回
- この商品を含むブログ (24件) を見る
買ってあげてくださいw
- 作者: 百瀬千代,Niθ,恩田尚之,GONZO,ニトロプラス
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/10/01
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 62回
- この商品を含むブログ (27件) を見る
ACTION WORKS BR-01 ジョセフブラスレイター
- 出版社/メーカー: メガハウス(MegaHouse)
- 発売日: 2008/09/19
- メディア: おもちゃ&ホビー
- 購入: 1人 クリック: 22回
- この商品を含むブログ (23件) を見る
ACTION WORKS BR-03 ジョセフブラスレイターバーサーカーモデル
- 出版社/メーカー: メガハウス(MegaHouse)
- 発売日: 2008/11/27
- メディア: おもちゃ&ホビー
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (9件) を見る