『BLASSREITER - ブラスレイター』のDVDは予想通り

 ……駄目だったみたいですね。
 まあ大方の予想通り、売れませんでした。
 分かっていたことなんだけどちょっと残念、つーか1視聴者が気にしてどうすんのってどうすんだろ。


 売れない理由なんてそりゃもうあったりするんですが。

 まず主人公の変身形態が凶悪すぎます。もちろん製作側は狙ってやっているんですけど、それでも一見さんびっくりみたいな姿形。正直一般受けを狙うギリギリのラインって、やっぱり仮面ライダーとかウルトラマンあたりなんでしょう。

 次に、ストーリーに救いが無さ過ぎるとこです。みんな揃いも揃って、どんどん沈鬱になっていく話って……。ジョセフ以下全員、登場人物の内、誰も光明を見出していない話ってのも中々ありません。
 例えばなのはで表現すると、1期の主人公がフェイトで、なのはは登場していなくて、フェイトは只管、管理局側とジュエルシードを巡って争いを繰り広げる。で、たまに帰ったら虐待。それでもフェイトは頑張るんだけど、やっぱり管理局側に執拗に追われるわ、プレシアに鞭で叩かれるわ。肉体的にも精神的にも痛いシーンが9話ほど続いて、そしてとうとう管理局側に居場所が割れてしまう。そこでフェイトはプレシアに捨てられて大きくショックを受ける。それでも頑張って母親を守ろうとしたけど、最後まで振り向いてもらえずに母親はアルハザードに落ちていってしまう。ここで終わり、その後全くなし。
 ……いやはやなのはがいて本当に良かったね。と、こんなんじゃあさすがにちょっとあははははです。買えって言われても、お断りします、お断りします状態になっても仕方ありません。ブラスレストーリーはずっとこんな感じなんだよなあ。面白いけど、一般向けは……。

 外部的な理由、放送局が純粋に少なすぎ。神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、とあとそれらの県の周辺。ネット放送はあるけど、純粋に露出が少ない。見てもらわないと話にならない世界、ただでさえパイの小さな業界なんだから、これはちょっとね。宣伝も少なかったしね。


 細かいところを挙げればもっと出せるでしょうけど、まあこんなところで。
 忘れてた。DVD3話収録で6000円、8ヶ月もしくは9ヶ月マラソンならいいけど、1話2500円越えで一年マラソンさせるってのはちと辛いと思うんだよね。そら収益性はそっちのほうが高いのかもしれないけどさ。GONZOっていつもそうだよな……。だから……(以下略)。
 まあ最後まで応援していくつもりです。心とお金が折れなければ。